税理士・会計士・日商1級 絶対落とせない財表理論45ー第38回 収益認識③


村上翔一(敬愛大学准教授)

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問題

新収益認識基準では、履行義務に( ア )を配分するが、その際、財又はサービスの( イ )の比率に基づいて配分を行う。この場合、契約における約束した財又はサービスの( イ )の合計額が当該契約の( ア )を超える場合には、契約における財又はサービスの束について顧客に( ウ )を行っているものとして、契約におけるすべての履行義務に対して比例的に配分する。

解答・解説

ア 取引価格
イ 独立販売価格
ウ 値引き

収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号)、pars.65-66、68、70
なお、値引き分を1つ又は複数の履行義務のみに配分する場合もある(par.71)。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
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第2回 棚卸資産②
第3回 棚卸資産③
第4回 棚卸資産④
第5回 棚卸資産⑤
第6回 有価証券①
第7回 有価証券②
第8回 有価証券③
第9回 有価証券④
第10回 有価証券⑤
第11回 有形固定資産①
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第16回 有形固定資産⑥
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第34回 連結会計④
第35回 連結会計⑤
第36回 収益認識①
第37回 収益認識②

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「コンセンサス・アルゴリズムの観点に基づく暗号資産の会計処理―マイニング、ステーキング、ハーベスティングの理解を通じて―」『敬愛大学研究論集』第100号、2021年 他

*本連載は、「会計人コース」2019年11月号「特集:勉強したくなる「習慣化」のススメ 7日間理論ドリル」を大幅に加筆修正したものです。


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