税理士・会計士・日商1級 絶対落とせない財表理論45ー第11回 有形固定資産①


村上翔一(敬愛大学准教授)

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問題

有形固定資産とは、収益獲得のために長期間使用する物理的な形態を有する資産である。有形固定資産には、使用や時の経過等により価値が減少する( ア )、採掘・伐採等によって数量的に価値が減少する( イ )、通常、価値が減少しないとされる( ウ )がある。

解答・解説

ア 償却性資産
イ 減耗性資産
ウ 非償却性資産

企業会計原則、第三・五
連続意見書第三、第一・一、第一・二、第一・六・2
償却性資産に適用される生産高比例法と減耗性資産に適用される減耗償却は、手続き的には同様であるが、前者は全体として機能するが、後者は実際に物量が減耗して枯渇するという違いがある(連続意見書第三、第一・六・2)。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 棚卸資産①
第2回 棚卸資産②
第3回 棚卸資産③
第4回 棚卸資産④
第5回 棚卸資産⑤
第6回 有価証券①
第7回 有価証券②
第8回 有価証券③
第9回 有価証券④
第10回 有価証券⑤

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「コンセンサス・アルゴリズムの観点に基づく暗号資産の会計処理―マイニング、ステーキング、ハーベスティングの理解を通じて―」『敬愛大学研究論集』第100号、2021年 他

*本連載は、会計人コース2019年11月号「特集:勉強したくなる「習慣化」のススメ 7日間理論ドリル」を大幅に加筆修正したものです。


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