税理士・会計士・日商1級 絶対落とせない財表理論45ー第36回 収益認識①


村上翔一(敬愛大学准教授)

☆連載のねらいとスケジュールはこちら!

問題

2018年に公表された新収益認識基準では、約束した財又はサービスの顧客への移転を当該財又はサービスと交換に企業が権利を得ると見込む( ア )で描写するように、収益を認識する。すなわち、顧客との( イ )を認識する、( イ )における( ウ )を認識する、( エ )を算定する、( イ )における( ウ )に( エ )を配分する、( ウ )を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する、という5つのステップを踏む。

解答・解説

ア 対価の額
イ 契約
ウ 履行義務
エ 取引価格

収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号)、pars.16-17
資産負債中心観を適用すると契約時に利益が計上される余地があることから、企業が権利を得ると見込む対価の額で処理される。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 棚卸資産①
第2回 棚卸資産②
第3回 棚卸資産③
第4回 棚卸資産④
第5回 棚卸資産⑤
第6回 有価証券①
第7回 有価証券②
第8回 有価証券③
第9回 有価証券④
第10回 有価証券⑤
第11回 有形固定資産①
第12回 有形固定資産②
第13回 有形固定資産③
第14回 有形固定資産④
第15回 有形固定資産⑤
第16回 有形固定資産⑥
第17回 リース①
第18回 リース②
第19回 リース③
第20回 リース④
第21回 引当金①
第22回 引当金②
第23回 引当金③
第24回 引当金④
第25回 税効果会計①
第26回 税効果会計②
第27回 税効果会計③
第28回 税効果会計④
第29回 税効果会計⑤
第30回 税効果会計⑥
第31回 連結会計①
第32回 連結会計②
第33回 連結会計③
第34回 連結会計④
第35回 連結会計⑤

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「コンセンサス・アルゴリズムの観点に基づく暗号資産の会計処理―マイニング、ステーキング、ハーベスティングの理解を通じて―」『敬愛大学研究論集』第100号、2021年 他

*本連載は、「会計人コース」2019年11月号「特集:勉強したくなる「習慣化」のススメ 7日間理論ドリル」を大幅に加筆修正したものです。


関連記事

【広告企画】会計大学院(アカウンティングスクール)12校の魅力を探る!

重版出来✨『わかる! 使える! うまくいく! 内部監査 現場の教科書』

【広告のご案内】掲載要領(PDF資料)

ページ上部へ戻る