簿記検定受験者からよくある質問―古い簿記検定のテキストは使える?


編集部

古い簿記検定のテキストは使える?

編集部には、たとえば、「2017年の『検定簿記講義3級』で勉強しているのですが、今の試験に対応できますか?」といった質問がよく寄せられます。

▲『検定簿記講義』
日商簿記検定の大定番として、1956年の初版発行以来、「出題区分表」の改定にいち早く対応。

メルカリなどで中古を入手したとか、以前に購入して再度勉強しようという方でしょうか。

編集部としては、以下のように回答しています。

「簿記の基本的なしくみ等を理解したいのであれば、それでも大丈夫。

ただし検定試験に合格したいのであれば、最新版を購入されることをオススメします。」

複式簿記の基本的なしくみは大きく変わっていません。

ですので、古い検定用のテキスト・ワークブック等でも、基本的なしくみを理解することを目的とするのであれば問題ないかもしれません。

万全を期すためには最新版で勉強を!

しかし、検定試験の合格を目指すのであれば、話は別。

日商簿記検定試験においては、近年次々と公表される会計基準の影響を大きく受けて出題区分表(試験範囲を示すもの)の改訂が頻繁に行われています。

これによりどこがどう変わったか、そしてどのように解答すべきかをご自身で把握できるのであれば古い書籍でも構わないのかもしれませんが、これが出来る人は受験生レベルではいないでしょう。

それを調べる手間や時間を考えると、買いかえたほうが得策。

また、「内容が古いかも……」と思いながら勉強するのは精神衛生上よくないですよね。

簿記検定のテキスト・ワークブック等は1冊あたり千円台ですので、コストと労力・不安を比較すると最新のものに買い換えるほうがよいでしょう。

「今使っているテキストには書込等をして愛着があるのですが……」という方もいると思います。

しかし、上記のような理由から最新版のテキスト等で勉強されることをオススメします。

なお、12月開始のネット試験や2021年6月以降の試験では、現行試験よりも試験時間が短くなり(2級:現行120分→90分、3級:現行120分→60分)、試験問題のボリュームにも大きく影響があると予想されます。

したがって、ネット試験、2021年6月以降の試験を受検される場合は、問題集等については特に、最新版を入手するようにしましょう。

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