<直前期集中連載>財表理論 インプット&アウトプット同時マスター講座(第30回)―過去問チャレンジ⑨


(解答)

1.
評価・換算差額等=これは,払込資本ではなく,かつ,未だ当期純利益に含められていないことから。
新株予約権=これは,報告主体の所有者である株主とは異なる新株予約権者との直接的な取引によるものであるから。
⇒「基準」7項(1),22項(1),32項,33項

2.自己株式を取得したのみでは発行済株式総数が減少するわけではなく,取得後の処分もありうる点に着目し,自己株式の保有又は消却までの暫定的な状態であると考えられるから。
⇒「基準」8項,32項

(著者紹介)
早谷 準一
(はやたに じゅんいち)
専門学校東京CPA会計学院講師
東京CPA会計学院で、税理士コース財表理論を長年担当。また、中小企業診断士として各種研修、講義等活動の分野も広げている。『会計人コース』特集・付録等への執筆多数。著書に『明快図解 経営分析の基本』(祥伝社、共著)などがある。
(注)本連載は、『会計人コース』2018年5月号付録『すらすら財表理論』の内容を加筆・修正したものです。

<バックナンバー>

連載のはじめに&概念FW①

概念FW②

継続性原則・会計上の変更①

継続性の原則・会計上の変更②

過去問にチャレンジ①

資産概念

資産評価

金融商品①

金融商品②

過去問チャレンジ②

棚卸資産①

棚卸資産②

過去問チャレンジ③

有形固定資産①

有形固定資産②

過去問チャレンジ④

固定資産の減損

過去問チャレンジ⑤

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のれん

過去問チャレンジ⑦

繰延資産

研究開発費等

負債概念

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過去問チャレンジ⑧

純資産会計

自己株式会計基準①


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