解答・解説
(注1) 本店の売上原価
863,000千円(残高試算表の売上)×80%(原価率)+49,440千円(残高試算表の支店売上)÷1.2(利益加算率)=731,600千円
(注2) 期末商品帳簿棚卸高
60,200千円(期首)+728,400千円(当期仕入高)-731,600千円(売上原価)=57,000千円
(注3) 棚卸減耗費
57,000千円(帳簿棚卸高)-56,300千円(実地棚卸高)=700千円
(注1) 繰延内部利益戻入
5,880千円÷1.2×0.2=980千円
(注2) 繰延内部利益控除
{24,850千円(支店の実地棚卸高)-20,500千円(うち外部仕入分)+3,750千円(未達商品)}÷1.2×0.2=1,350千円
問4
303,850千円
(注) 1,200,000千円(売上高)-{80,400千円(期首商品棚卸高)+900,000千円(当期商品仕入高)-84,250千円(期末商品棚卸高)}=303,850千円
問5
83,550千円
(注) 56,300千円(本店の実地棚卸高)+28,600千円(支店の期末商品)-1,350千円(繰延内部利益)=83,550千円
〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。
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