問 題
次の〔資料〕に基づき,下記の問に答えなさい。なお,当会計期間は,X6年4月1日〜X7年3月31日の1年であり,計算にあたり万円未満の端数は四捨五入すること。
問1 必要な整理仕訳を示しなさい。
問2 期末貸借対照表に計上される次の金額はいくらか求めなさい。
①機械 ②備品 ③株式交付費
〔資料〕
1.機械(X1年4月1日購入,取得原価11,000万円,耐用年数8年,残存価額ゼロ)を200%定率法(定額法の償却率を2倍した数を償却率とし,特定事業年度以降は残存耐用年数による均等償却に切り換えて備忘価額1円まで償却する方法)で償却している。
2.備品(X1年4月1日購入,取得原価10,000万円,耐用年数8年,残存価額は取得原価の10%)を級数法で償却している。
3.X5年7月1日に,新規事業の資金を調達するために新株を発行するとともに,株式の交付に係る費用4,188万円を現金で支出し,その支出額を繰延資産として計上している。株式交付費は,会計基準で認められる最長の期間にわたり定額法で償却し,各期の償却額は支出月を含む月割りで計算する。
〔平成26年第Ⅱ回短答式問題6・改題〕
<ヒント>
機械の200%定率法の計算は,均等償却に切り替える年度に該当するかどうかに注意すること。備品の級数法は項数の計算を間違えないようにすること。