【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑳ストック・オプションの処理(2.権利確定日後)
- 2021/8/16
- 学習記事
平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)
税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。
問 題
次の仕訳を示しなさい。
前回の続きとして、×3年7月1日に、権利が確定した者のうち18名が権利行使を行い、権利行使に伴う払込金額全額が、当社の当座預金口座に振り込まれた。なお、×2年4月1日に1名が自己都合により退職している。また、権利行使者には自社の株式が発行され、払込資本となる金額・(行使時の払込金額は1株あたり8千円)のうち、2分の1を資本準備金に計上する。
解答
(借)当座預金 288,000
新株予約権 10,800
(貸)資本金 149,400
資本準備金 149,400
・18名×2,000個×1株×8千円=288,000千円
・@0.3千円×2,000個×18名=10,800千円
【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass 代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。
※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。
バックナンバー
①現金過不足の処理
②銀行勘定調整の処理
③定期預金の処理
④期末商品評価の処理
⑤貸倒引当金の処理⑴
⑥貸倒引当金の処理⑵
⑦投資有価証券の処理
⑧減価償却の処理(1.耐用年数の変更)
⑨減価償却の処理(2.減価償却方法の変更)
⑩リース取引⑴
⑪リース取引⑵
⑫資産除去債務
⑬減損会計
⑭為替予約(振当処理)
⑮退職給付引当金
⑯賞与引当金
⑰剰余金の配当
⑱自己株式の取得と処分
⑲ストック・オプションの処理(1.権利確定日前)