【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑱自己株式の取得と処分


平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)

 税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
 
 専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。

問 題

 次の仕訳を示しなさい。

 当社は、株主総会の決議に基づいて、自己株式180,000千円の買付けを現金預金で実施した。また、当該自己株式のうち60,000千円については、その後50,000千円で再売却し、この処分のための手数料(株式交付費)1,000千円を現金預金で支払った。

解答

(借)自己株式 180,000
 (貸)現金預金 180,000

(借)現金預金 50,000 
   その他資本剰余金 10,000
 (貸)自己株式 60,000

(借)株式交付費 1,000
 (貸)現金預金 1,000

【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass  代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。

※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。


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