【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑬減損会計


平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)

 税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
 
 専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。

問 題

 次の仕訳を示しなさい。

 賃貸用建物(取得原価220,000千円)は、これまで、耐用年数30年、残存価額を取得原価の10%とし、定額法によって減価償却をしてきた。 決算日時点の経過年数は25年である。この建物の決算日時点の正味売却価値は38,000千円である。これと使用価値を比較し、大きい方の金額と帳簿価額の差額(帳簿価額超過額)を減損損失とした。この建物の賃貸によって、今後5年間、年10, 000千円の家賃収入(年度末に受け取る)が見込まれ、その現在価値の合計額を使用価値とした(年金現価係数は4.33)。

解 答

(借)減損損失 11,700 (貸)建物 11,700

・期末帳簿価額:220,000千円-220,000千円×0.9÷30年×25年=55,000千円

・使用価値:10,000千円×年金現価係数4.33=43,300千円

・回収可能価額:38,000千円<43,300千円 ∴ 43,300千円

・減損損失:55,000千円-43,300千円=11,700千円

【PROFILE】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass  代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。

※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。


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