つぶ問10-2(簿記論)―連結、のれん


「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

【問題】

 連結財務諸表作成手続きに関する、次の問に答えなさい。

(問)
 以下の各連結修正事項について必要となる連結修正仕訳を示しなさい。なお、P社は連結貸借対照表、連結損益計算書および連結株主資本等変動計算書を作成していることを前提とし、毎年3月31日を決算日としているものとして解答すること。

1.P社は、X1年3月31日にS社の発行済み株式総数の80%を16,000円で取得し、同社を子会社とした。同日におけるS社の資本金は8,000円、利益剰余金は4,000円であり、S社の保有する土地に1,000円の時価上昇が生じていた(土地以外の資産および負債の時価は、いずれも帳簿価額と一致していた)。X1年度の連結決算(X2年3月31日)における、開始仕訳を行う(土地の時価評価仕訳を含む)。

2.P社はX1年度の連結決算に際して、前期末に生じたのれんの償却を開始する。償却期間は10年とし、定額法による。

3.S社はX1年度に2,000円の当期純損失を計上した。

4.S社は、X1年度中に利益剰余金から500円の配当を行った。P社はS社より受領した配当額を受取配当金として計上している。


固定ページ:

1

2

関連記事

ページ上部へ戻る