解答・解説
問1
(借)現金預金 165,000 (貸)備品 180,000
(〃)減価償却累計額 27,000 (〃)長期前受収益 12,000
(借)リース資産 165,000 (貸)リース債務 165,000
問2
(借)支払利息 16,500 (貸)現金預金 43,527
(〃)リース債務 27,027
(借)減価償却費 33,000 (貸)減価償却累計額 33,000
(借)長期前受収益 2,400 (貸)減価償却費 2,400
(注1)計算利子率:
165,000千円(リース債務計上額)÷43,527千円(年額リース料)≒3.790
よって、年金現価係数表の5年,10%の係数と一致するので,計算利子率は10%とする。
(注2)支払利息:
165,000千円×10%≒16,500千円
(注3)減価償却累計額:
165,000千円(リース資産)÷5年(リース期間)=33,000千円
(注4)長期前受収益:
12,000千円(長期前受収益)÷5年(リース期間)=2,400千円
問3
(借)支払利息 13,797 (貸)現金預金 43,527
(〃)リース債務 29,730
(借)減価償却費 33,000 (貸)減価償却累計額 33,000
(借)長期前受収益 2,400 (貸)減価償却費 2,400
(注)
支払利息:
(165,000千円-27,027千円)×10%≒13,797千円
問4
108,243千円
(注)
165,000千円-27,027千円-29,730千円=108,243千円
〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。
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