穂坂 治宏(税理士)
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問題 減損会計基準①
固定資産の減損とは、資産の( ① )により投資額の回収が見込めなくなった状態であり、減損処理とは、そのような場合に、一定の条件の下で( ② )を反映させるように帳簿価額を減額する会計処理である。
解答・解説
① 収益性の低下
② 回収可能性
*固定資産の減損処理は、売買目的有価証券の時価評価とは異なる取得原価基準の下における処理です。
固定資産の減損処理は、固定資産の収益性が低下し、投資額が回収できなくなった場合の投資額の回収可能性を反映させた簿価切下げです(減損会計基準意見書三3)。
◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
第12回 棚卸資産会計基準④
第13回 棚卸資産会計基準⑤(復習)
第14回 商品売買①
第15回 商品売買②
第16回 商品売買③
第17回 商品売買④
第18回 商品売買⑤(復習)
第19回 固定資産Ⅰー①
第20回 固定資産Ⅰー②
第21回 固定資産Ⅰー③
第22回 固定資産Ⅰー④
第23回 固定資産Ⅰー⑤(復習)
第24回 固定資産Ⅱー①
第25回 固定資産Ⅱー②
第26回 固定資産Ⅱー③
第27回 固定資産Ⅱー④
第28回 固定資産Ⅱー⑤(復習)
第29回 リース会計基準①
第30回 リース会計基準②
第31回 リース会計基準③
第32回 リース会計基準④
第33回 リース会計基準⑤(復習)
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。