連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第22回)ー固定資産Ⅰー④


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題 固定資産Ⅰ-④

次の取引に関連する当期の利益が最も少ないのはどれか?

① 当期中に減価償却資産を取得し、圧縮記帳を行わなかった場合
② 当期中に減価償却資産を取得し、直接減額方式による圧縮記帳を行った場合
③ 当期中に減価償却資産を取得し、積立金方式による圧縮記帳を行った場合

解答・解説

*直接減額方式は、対象となる資産の帳簿価額を減額し、費用として処理することにより圧縮記帳を行う方法です。

積立金方式では、費用が計上されず、直接減額方式の方が適用初年度に費用が多く、利益が少なくなる方法といえます。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
第12回 棚卸資産会計基準④
第13回 棚卸資産会計基準⑤(復習)
第14回 商品売買①
第15回 商品売買②
第16回 商品売買③
第17回 商品売買④
第18回 商品売買⑤(復習)
第19回 固定資産Ⅰー①
第20回 固定資産Ⅰー②
第21回 固定資産Ⅰー③

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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