連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第16回)ー商品売買③


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題 商品売買③

商品の販売時に想定している原価率はどれか?

損益計算書の売上高:90円
損益計算書の売上原価:80円
売上値引・割戻高:10円
仕入値引・割戻高:10円
仕入割引:20円

① 80/100
② 80/90
③ 90/100

解答・解説

*売上原価80÷(売上高90+売上値引・割戻10)=80/100

簿記で算出が求められる原価率は、商品を販売する以前に想定されている予想原価率です。

このため損益計算書上の当期商品売上高(純売上高)に売上値引・割戻を加算した金額を利用して原価率を算出します。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
第12回 棚卸資産会計基準④
第13回 棚卸資産会計基準⑤(復習)
第14回 商品売買①
第15回 商品売買②

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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