【毎日簿記10分ドリル】第11回:ソフトウエア


解答・解説

問1
(借)ソフトウェア償却 100,000 (貸)ソフトウェア 100,000

(注1)
① 見込販売数量に基づく方法:
300,000千円÷1,240個×400個≒96,774千円
② 残存見込有効期間の均等額:
300,000千円÷3年=100,000千円
∴ ①と②の大きい方である100,000千円を減価償却する。

(注2)
ソフトウェア残高:
300,000千円-100,000千円=200,000千円

問2
(借)ソフトウェア償却 104,762 (貸)ソフトウェア 104,762

(注1)
① 見込販売数量に基づく方法:
200,000千円÷840個(X1年度末見込販売数量)×440個(X2年度実績販売数量)≒104,762千円
② 残存見込有効期間の均等額:
200,000千円÷2年=100,000千円
∴ ①と②の大きい方である104,762千円を減価償却する。

(注2)
見積りの変更が当期末時点で行われているので、X2年度の減価償却は見積り変更前の販売数量に基づき計算される。


〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。

記事一覧
① 当座預金
② 現金
③ 有価証券
④ 貸倒引当金
⑤ 一般商品売買
⑥ 棚卸資産(売価還元法)
⑦ 工事契約
⑧ 特殊商品売買
⑨ 本支店会計
⑩ 固定資産・繰延資産
⑪ ソフトウエア
⑫ リース取引
⑬ セールアンドリースバック取引
⑭ 固定資産の減損
⑮ 社債
⑯ 資産除去債務
⑰ デリバティブ取引
⑱ 税効果会計
⑲ 純資産会計
⑳ ストック・オプション
㉑ 合併会計
㉒ 会計上の変更
㉓ 外貨建有価証券
㉔ 為替予約(独立処理)
㉕ キャッシュフロー計算書


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