【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑳ストック・オプションの処理(2.権利確定日後)


平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)

 税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
 
 専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。

問 題

 次の仕訳を示しなさい。

 前回の続きとして、×3年7月1日に、権利が確定した者のうち18名が権利行使を行い、権利行使に伴う払込金額全額が、当社の当座預金口座に振り込まれた。なお、×2年4月1日に1名が自己都合により退職している。また、権利行使者には自社の株式が発行され、払込資本となる金額・(行使時の払込金額は1株あたり8千円)のうち、2分の1を資本準備金に計上する。

解答

(借)当座預金 288,000
   新株予約権 10,800
 (貸)資本金 149,400
    資本準備金 149,400  

・18名×2,000個×1株×8千円=288,000千円

・@0.3千円×2,000個×18名=10,800千円

【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass  代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。

※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。


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自己株式の取得と処分
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