<直前期集中連載>財表理論 インプット&アウトプット同時マスター講座(第18回)―過去問チャレンジ⑤


(解答例)

1.
× 減損会計は金融商品の時価評価とは異なり,資産の収益性の低下に伴う過大な帳簿価額を減額し,将来に損失を繰り延べないために行われる会計処理で,取得原価基準の下で行われる帳簿価額の臨時的な減額である。
⇒35.参照

2.2つの回収手段:売却,使用
減損の測定:減損損失を認識すべきであると判定された場合,帳簿価額を回収可能価額(当該資産の正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額)まで減額し,当該減少額を減損損失とする。
⇒37.参照

3.減損の存在が相当程度確実な場合に限り減損損失を認識及び測定するため。
⇒38.参照

(著者紹介)
早谷 準一
(はやたに じゅんいち)
専門学校東京CPA会計学院講師
東京CPA会計学院で、税理士コース財表理論を長年担当。また、中小企業診断士として各種研修、講義等活動の分野も広げている。『会計人コース』特集・付録等への執筆多数。著書に『明快図解 経営分析の基本』(祥伝社、共著)などがある。
(注)本連載は、『会計人コース』2018年5月号付録『すらすら財表理論』の内容を加筆・修正したものです。

<バックナンバー>

連載のはじめに&概念FW①

概念FW②

継続性原則・会計上の変更①

継続性の原則・会計上の変更②

過去問にチャレンジ①

資産概念

資産評価

金融商品①

金融商品②

過去問チャレンジ②

棚卸資産①

棚卸資産②

過去問チャレンジ③

有形固定資産①

有形固定資産②

過去問チャレンジ④

固定資産の減損


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