穂坂 治宏(税理士)
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Q1 ( ① )の特定の費用又は損失であって,その発生が( ② )の事象に起因し,発生の可能性が高く,かつ,その金額を合理的に見積ることができる場合には,( ③ )の負担に属する金額を( ④ )の費用又は損失として引当金に繰入れ,当該引当金の残高を貸借対照表の負債の部又は資産の部に記載するものとする。
A
① 将来
② 当期以前
③ 当期
④ 当期
*企業会計原則注18
Q2 引当金の計上根拠となる損益計算書原則を2つ示せ。
A
発生主義の原則,費用収益対応の原則
Q3 資産負債アプローチの下で負債性がないと考えられる引当金を示せ。
A
修繕引当金
*資産除去債務会計基準25
Q4 仕訳処理を要しないのはどれか?
① 退職給付引当金の設定
② 当社からの退職一時金の支給
③ 年金資産からの退職年金の支給
④ 未認識数理計算上の差異の償却
A
③
Q5 「退職給付債務」とは,退職給付のうち,認識時点までに( ① )していると認められる部分を割り引いたものをいう。退職給付債務は,退職により見込まれる退職給付の総額(以下「退職給付見込額」という。)のうち,期末までに( ① )していると認められる額を割り引いて計算する。
A
① 発生
*退職給付会計基準6,16
Q6 退職給付見込額の期間帰属額の決定方式を2つ示せ。
A
期間定額基準,給付算定式基準
*退職給付会計基準19
Q7 退職給付会計に関連する基本的な算式(関係)のうち明らかに誤っているのはどれか?なお,未認識差異等はないものとする。
① 当期末退職給付債務-当期末年金資産=当期末退職給付引当金
② 当期勤務費用+当期利息費用-当期期待運用収益=当期退職給付費用
③ 当期末退職給付債務×割引率=当期利息費用
A
③
*当期末退職給付債務→前期末退職給付債務
*退職給付会計基準21
Q8 数理計算上の差異の取扱い方法を2つ示せ(制度上の方法を先に示すこと。)。
A
重要性基準,回廊アプローチ
*退職給付会計基準67
◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
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第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
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第38回 繰延資産・無形固定資産①
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第46回 引当金・退職給付会計基準①
第47回 引当金・退職給付会計基準②
第48回 引当金・退職給付会計基準③
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第50回 引当金・退職給付会計基準⑤
第51回 引当金・退職給付会計基準⑥
第52回 引当金・退職給付会計基準⑦
第53回 引当金・退職給付会計基準⑧
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。