連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第47回)ー 引当金・退職給付会計基準②


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題

引当金の計上根拠となる損益計算書原則を2つ示せ。

解答・解説

発生主義の原則、費用収益対応の原則

*引当金は、発生主義の原則や費用収益対応の原則といった損益計算書原則を根拠として計上されます。

発生主義の原則における発生は、一般に経済価値の費消を意味していますが、引当金の設定局面では経済価値の費消を生ずべき原因事実の発生も意味しています。

損失性引当金では、その根拠として保守主義の原則があげられます。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
第12回 棚卸資産会計基準④
第13回 棚卸資産会計基準⑤(復習)
第14回 商品売買①
第15回 商品売買②
第16回 商品売買③
第17回 商品売買④
第18回 商品売買⑤(復習)
第19回 固定資産Ⅰー①
第20回 固定資産Ⅰー②
第21回 固定資産Ⅰー③
第22回 固定資産Ⅰー④
第23回 固定資産Ⅰー⑤(復習)
第24回 固定資産Ⅱー①
第25回 固定資産Ⅱー②
第26回 固定資産Ⅱー③
第27回 固定資産Ⅱー④
第28回 固定資産Ⅱー⑤(復習)
第29回 リース会計基準①
第30回 リース会計基準②
第31回 リース会計基準③
第32回 リース会計基準④
第33回 リース会計基準⑤(復習)
第34回 減損会計基準①
第35回 減損会計基準②
第36回 減損会計基準③
第37回 減損会計基準④(復習)
第38回 繰延資産・無形固定資産①
第39回 繰延資産・無形固定資産②
第40回 繰延資産・無形固定資産③
第41回 繰延資産・無形固定資産④(復習)
第42回 研究開発費等会計基準①
第43回 研究開発費等会計基準②
第44回 研究開発費等会計基準③
第45回 研究開発費等会計基準④(復習)
第46回 引当金・退職給付会計基準①

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

【編集部からオススメ!】

☆☆穂坂先生の次の著書は、財務諸表論の受験者の必読書です!☆☆

『税理士財務諸表論 穂坂式つながる会計理論【第2版】』
ネットスクール出版
定価:2,640円(税込)

ご購入はこちらから

☆☆SNSやブログでも積極的に受験情報を提供されています!☆☆

ツイッター(@bokironkousi)
毎日提供されている理論・計算の問題は、受験生なら必見!

ブログ「税理士試験 簿記論 講師日記」
これまでに蓄積された膨大な記事は、学習内容・勉強法ともに受験生が困ったときの貴重な情報源!

note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


関連記事

ページ上部へ戻る