連載|税理士・会計士 1日1問で簿・財 重要ポイント時短マスター50(第4回)ー企業会計原則


村上 翔一
(敬愛大学経済学部准教授)

☆連載のねらいはこちら

問題4 企業会計原則

企業会計原則一般原則二に( ① )の原則が存在する。( ① )であるための要件として、( ② )、( ③ )、( ④ )の3つが要求されると考えられる。この( ② )には( ⑤ )による財務諸表の作成を要求されていると解釈する場合もある。

解 答

① 正規の簿記 
② 秩序性 
③ 網羅性 
④ 立証性(検証性) 
⑤ 誘導法

「正規の簿記の原則は、…企業の歴史的記録とその分析的記録から、貸借対照表(ならびに損益計算書)を導き出すべきことを要求するものである」(黒澤清(1973)『〈改訂増補版〉近代会計学』春秋社、p.297)。
参考:飯野利夫(1993)『財務会計論〔三訂版〕』同文舘出版、pp.2-19-2-21

◎復習しましょう!(バックナンバー)
【問題1】概念FW①
【問題2】概念FW②
【問題3】概念FW③

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「ブロックチェーンを活用した取引や簿記への影響―スマートコントラクトとトークンエコノミーを中心として―」『AI時代のコンピュータ会計と簿記―最終報告書―』(日本簿記学会簿記理論研究部会)、2021年

※本連載は「会計人コース」2020年2月号掲載「1問1分で時短復習 簿・財重要ポイント50」を加筆・修正したものです。


関連記事

【広告企画】会計大学院(アカウンティングスクール)12校の魅力を探る!

重版出来✨『わかる! 使える! うまくいく! 内部監査 現場の教科書』

【広告のご案内】掲載要領(PDF資料)

ページ上部へ戻る