【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑫資産除去債務
- 2021/8/3
- 学習記事
平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)
税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。
問 題
次の仕訳を示しなさい。
建物付属設備5,000,000円について、倉庫を賃借した際に倉庫内に取り付けたものであり、契約上、賃借期間(10年)経過後には原状回復の上、貸主に変換することが義務付けられている。原状回復費用は1,000,000円と見積られているが、資産除去債務の計上及び利息費用の計上は未処理である。割引率は2%(現価係数0.82)とすること。
解答
(借)建物付属設備 820,000 (貸)資産除去債務 820,000
・1,000,000円×0.82=820,000円
(借)利息費用 16,400 (貸)資産除去債務 16,400
・820,000円×2%=16,400円
【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass 代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。
※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。
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