【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑫資産除去債務


平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)

 税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
 
 専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。

問 題

 次の仕訳を示しなさい。

 建物付属設備5,000,000円について、倉庫を賃借した際に倉庫内に取り付けたものであり、契約上、賃借期間(10年)経過後には原状回復の上、貸主に変換することが義務付けられている。原状回復費用は1,000,000円と見積られているが、資産除去債務の計上及び利息費用の計上は未処理である。割引率は2%(現価係数0.82)とすること。

解答

(借)建物付属設備 820,000 (貸)資産除去債務 820,000

・1,000,000円×0.82=820,000円

(借)利息費用 16,400 (貸)資産除去債務 16,400

・820,000円×2%=16,400円

【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass  代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。

※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。


バックナンバー
現金過不足の処理
銀行勘定調整の処理
定期預金の処理
期末商品評価の処理
貸倒引当金の処理⑴
貸倒引当金の処理⑵
投資有価証券の処理
減価償却の処理(1.耐用年数の変更)
減価償却の処理(2.減価償却方法の変更)
リース取引⑴
リース取引⑵


関連記事

【広告企画】会計大学院(アカウンティングスクール)12校の魅力を探る!

重版出来✨『わかる! 使える! うまくいく! 内部監査 現場の教科書』

【広告のご案内】掲載要領(PDF資料)

ページ上部へ戻る