【税理士合格体験記】会計事務所でパートをしながら、12年かけて62歳で官報合格達成!
- 2026/4/27
- 合格体験記

うさぎ(62歳、会計事務所パート勤務)
【受験情報】
合格科目と合格年(受験回数):消費税法、平成26年(2回)/簿記論、令和01年(4回)/財務諸表論、令和01年(2回)/国税徴収法、令和03年(2回)/所得税法、令和07年(4回)
受験スタイル:資格の大原、税理士講座受講(ほぼ教室通学)
▶サムネイルは受験の相棒
「税理士は主婦にも向いている資格」と言われ、資格の大原に
家が自営業だったこともあり、昔から税理士という職業が「堅実で良さそう」に見えていました。
そのため、子供達に「税理士になれば」とすすめていましたが、断られたので、「それならば私が働いてみようかな」と、子育てが一段落したこともあり、会計事務所でパートとして働くことにしました。
そして、パート先の税理士に、「税理士というのは主婦にも向いている資格だよ、少しずつ資格を取っていけばいいからね」と言われ、「どんなものか」と興味を持ち、資格の大原に見学に行ったのがすべての始まりでした。
甘くない現実に打ちのめされるも、テストを受けて奮起!
「税理士試験の勉強をする!」と決めた時は、「資格がとれたらカッコいい」くらいのつもりでした。
しかし、始めてみると、「受験はそんなに甘くない」という現実がありました。
消費税法を1月から始めましたが、同じ初学者でも9月から始めている人とは明らかに違うし、経験者とは雲泥の差がありました。
どんな風に勉強と仕事を両立しているのか、誰に相談すれば良いのか、サクセスミーティングを受けるのもみっともなくてできず、ただただ出来ない時間が過ぎて行きました。
テストでは、「理論が思い出せない」「書けない」「計算は解けない」「点数は伸びない」で、悲しくて悔しくて、帰り道泣きながらとぼとぼ歩きました。
「自分自身にこんなにも悔しがる気持ちがあったか」という不思議な感覚に驚きました。
どうもその時にやる気スイッチが入ったようです。
ありがたいクラスメートの存在
勉強の仕方を教えてくれたクラスメート
的外れな勉強の仕方を変えてくれたのは、居残って勉強していたクラスメートでした。
たまたま顔見知りになり、話をするようになると、私の分からない事を丁寧に教えてくれました。
- 書きやすいボールペン
- ストップウォッチがいること
- 学習計画表に書かれている通りに宿題をこなし、復習すること
- 月ごとに確認テストがあるから、その範囲を計画的に勉強すること
- 理論の覚え方
また、自分より若い方でしたが、よく励ましても貰ったりしていました。
同じ合格という目標に向かって、一緒に頑張っている時間が楽しくもありました。
向こうはライバルとは思ってもいないからか、とにかく親切で有難かったです。
長い受験生活で切磋琢磨したクラスメート
また、長く生徒を続けていると、段々と学校の様子が分かるようになってきます。
私と同じ目標を持った人がいることにも気が付くようになりました。
合格していれば同じ授業を取ることはないので、同じ足踏みの状況の方から、声をかけられることもちらほらありました。
帰りの電車で一緒になって少し話をすると、その方は「今やめたら、今までの時間は全て無駄になっちゃうから何としても官報合格する」と言っていました。
その一言を聞いて、「自分もそうそう簡単には諦められない」と奮起することができました。
出来ない私を励ましてくれるクラスメートは、ライバルと言うよりは、勉強を続ける上で、負けそうになる自分を支えてくれる存在でした。
答練になると、理論回転表なるものを作成して、「こんな感じで回している」と教えてくれたクラスメートもいました。
「そんなに出来ないよ」と言いながら、理論回転表を貰ってみたものの、「自分は自分の予定通りでやろう・・・」と割り切りました(笑)。
こうやって、クラスメートと切磋琢磨している感覚が楽しく、苦しい受験生活を乗り越えられたのだと思います。
先生の励まし
私は教室通学していましたが、前のほうの席に座ると、必然的に質問もしやすくなり、先生と話をする機会が増えました。
ある時先生が、雑談の中で「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」と仰っていて、「なるほどな」感銘を受けました。
この言葉は、勉強しているときに自分を励ますためによく思い返していました。
本試験前には、先生が、生徒全員に「為せば成る為さねばならぬ何事も、成らぬは為さぬ人のなりけり、最後まであがいて下さい」と、誰もが知っている短歌を使って応援してくれました。
国税徴収法では、「熱意の順」に合格すると習いました。
「気持ちを強く持つものが受験を制する」とも仰っていて、振り返るとまさにその通りだと思います。
最後の受験科目は所得税でした。
とても良い先生で、よく声をかけていただき、相談もしやすく、授業もわかりやすいものでした。
覚えにくいところの語呂あわせも沢山教えてもらいました。
GWの時期、「TikTokにはまっている」と白状すると、「子供じゃないんだからそんな事は今しない」とあきれ返られましたが・・・。
先生と距離が近くなると、やる気も上がり、「変な点数は取れない」「もっと褒められたい」という気持ちになります。
また,返却答案に書かれていた先生からのコメントは、いつも励ましであり,やる気にさせてくれる宝物でした。
今でも持っています。
他人の熱気も感じられ、良い刺激になるので、教室通学でよかったと思います。
大原伝統の「不変・不動の心得6箇条」
①きっかけを明確に!
②重要なのは二割!
③やり方をまねる!
④繰り返しやる!
⑤毎日やる!
⑥マイナス発言禁止!
この心得は、受験生のための情報誌『WIN』の表紙になっていました。
昔は紙媒体だったので、沢山頂いてきて机の前に張り出して時折見ていました。
数年経って、心得の存在を知らない友達に配って、皆で共有もしたりしました。

諦めない気持ちを大切に
何年も続けていると、勉強が生活の一部となり、生涯学習のような感じになります。
悲しいけれど、感覚が麻痺してきます。
通っている大原水道橋校の周辺には、地上14階建ての立派な日大の校舎がありますが、私が最初の消費税を勉強しているときには、校舎はなく、地面に大きな穴が開いているだけの状況でした。
「水道橋の街並みがどんどん変わっていくのに、私は何も変わらずここで勉強している」「これからも後どのくらいこの生活が続くのだろう」と弱気になることもありました。
年齢を重ねたことで体も硬くなり、腕は腱鞘炎で文字を書くのも辛かったり、股関節が悪くなり歩くのも痛かったりで、益々気持ちが暗くなりました。
「これじゃいけない」と、体の不調を真っ先に直すべく、病院や整体に行き運動(ストレッチ)をするようにしました。また、食べ物・睡眠も規則正しく整えました。
子供達もそれぞれ独立し、家庭を持ち、孫も1人います。
勉強期間中には、親の介護をしながらの勉強の時もありました。
そのしんどい時を通り越して、2025年は何もない集中できる7月でした。
稀にみる良い条件の受験は今までにあっただろうか?
先生の作成してくれた秘密のスケジュールを淡々とこなし、学校の教材だけを頼りに繰り返して試験に臨みました。
「ボーダーには少し届かないだろう」と思っていたため、9月からもまた同じ科目を受講してました。
もうすでに勉強が生活の一部であったし、「やればやっただけ成績が伸びて楽しかったから受かるまで続ける」という気持ちになっていたための再受講でしたが、嬉しいことに、なんと合格していました。
私のように鈍臭いおばさんでも、受かりたいと思ってずっと続けていたら合格できました。
皆さんならもっと早くに合格します。
頑張ってください。
駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。












