8月17日~19日、令和3年度(第71回)税理士試験が実施されました。受験された皆さま、おつかれさまでした。
手ごたえや自己採点の結果、また当初からの受験計画や将来の目標などによって、次の受験科目を決めることになると思います。
この「科目選択」というテーマは、税理士試験の受験生にとっては、大きな悩みどころ。どの税法科目を選ぶかによって、学習スタイル、仕事や働き方が変わってきます。
そこで、このたび、「税法科目選択ドラフト会議」と称し、実務家の方々7名に、おすすめの税法科目3つをご紹介いただきました!
昨年も本試験後に記事を掲載したところ、大好評だった本企画。
今年も、さまざまなフィールドで活躍されている実務家の方々にご登場いただいております。 ぜひ、科目選択や今後の受験計画の参考にしてみてください。
※ プロ野球ドラフト会議の雰囲気にならい、順番に「第1選択科目」「第2選択科目」「第3選択科目」と称します。
参加者
(五十音順・敬称略)
伊東 修平(いとう・しゅうへい)
BR経営コンサルティング 代表税理士
黒船イノベーションズ株式会社 代表取締役
独学での税理士試験合格を目指し、商社に勤務しながら受験を開始。簿記論・財務諸表論・事業税に独学で合格したものの、消費税法に心が折れ、専門学校を利用しながら計6年で官報合格。翌年、経営コンサルティングに力を入れた税理士事務所を独立開業。
元システムエンジニアの経験を活かしてIT企業も設立し、自社で会計ソフトを開発。現在は、記帳自動化のAIも開発中。また、「士業クラウドファンディング支援協会」を立ち上げ、他の税理士向けにクラウドファンディングのノウハウ提供も行っている。
岩下 尚義(いわした・たかよし)
子どもから専門家まで発信型税理士
税理士・ファイナンシャルプランナー
TAC税理士講座にて財務諸表論、4年制専門学校にて法人税法の講師を経験。実務のほか、顧客や税理士向けの研修講師、小学生から大学生まで各課程での租税教室講師を担当。税務の専門誌をはじめ、「お金の専門家」として子育て情報誌のお悩み相談を担当するなど、伝える活動の幅を拡げている。noteにて、税務や子育てに関する記事も掲載中。
神野 裕一(じんの・ゆういち)
尾藤 武英(びとう・たけひで)
京都市出身。2002年、26歳で税理士試験の勉強を開始し、2010年に税理士試験合格(税法合格科目は所得税法、相続税法、消費税法)。2007年から2012年まで「資格の大原」にて相続税法の講師を担当し、2015年に京都市左京区にて独立開業。講師時代の経験を活かし、税理士としても相続税の申告業務をメインに活動している。事務所HP内の税理士試験ブログでは税理士試験受験生に向けたコンテンツも公開中!
藤井 太郎(ふじい・たろう)
1977年三重県伊勢市生まれ。受験4年目で精神的に挫折し勉強を放棄。その後、役者として活動。日本全国の小中学校等を巡業し、6年間で延べ1,000ステージ以上の舞台に立つ。もう一度挑戦してみる気になり、2012年に税理士試験合格。税法合格は2004年に消費税法・相続税法、2012年に法人税法。会計人コースWebにてコラム「『カントク』とよばれる税理士」を連載中。
前川 秀和(まえかわ・ひでかず)
茨城県水戸市生まれ。30歳になる直前、「手に職をつけたい」という気持ちから、日商簿記3級の学習をスタート。2年ほど受験に専念したのち、東京都内の会計事務所に就職。働きながら、簿記論・財務諸表論・消費税法・法人税法・固定資産税を受験。諦めずに勉強を続け、10年以上かけて官報合格。2016年、東京都中野区に税理士事務所を開業。事務所ホームページでは、ブログも発信中。
峯松 麻衣子(みねまつ・まいこ)
仕事も育児もどちらも大切にできる自由な生き方に憧れ、子どもが2歳のときに独立開業を目指して税理士試験の勉強をスタート。育児との両立に工夫が必要だった受験生時代は、勉強の負担度合いに応じて「勤務しながら」「いったん仕事を離れて専念」など、ライフスタイルを変化させることで乗り切り、約8年かけて税理士試験に官報合格。2017年に独立開業を果たしてからは、プライベートも大切にしながら、担当者を雇わずお客様にしっかり寄り添うことを理念に、ひとり税理士として活動中。
ブログ「大阪市中央区の女性税理士☆まいこのブログ」