【税理士試験・合格体験記】「理論を制する者は税理士試験を制する」、ではその具体的方法は?


6 後輩へのアドバイス

学習アドバイス
昔勤務先の所長に言われた言葉。

「本試験は記念受験者、勉強したが試験までに間に合わなかった者、準備できた者がそれぞれ1/3ずついる。その準備できた者のうち、運と当日のコンディションが良かったものが概ね受かるんだ」

つまり、準備万端なら3回以内に科目合格できる。
そして準備できた者とは、学習理論と計算が万全な方を言います。
5科目すべてには運のみでは受かりませんし、1年1回の試験を運任せにすると当然受験年数が伸びていきます。

私は本当に理論暗記が苦手でしたが愚直に暗記していくと、相当の時間を有しましたが「覚醒」しました。
いわゆる無双と言うやつです。

また本試験では従来の実力は出せないと思い8割の力でも受かるように心がけました
具体的には学校答練で常に上位8%に入るというものです。
上位10%が合格ラインと考えると8%以内であれば多少のミスでも10%以内に入ると考えました。
他には解き直しは8割の時間で、答練時はゆっくり解くことを心がけました。
40代を超えてくると老眼が進み、問題を理解していても読み飛ばしで間違えることが増えたためです。
そんな私でも合格できました。
祝賀会で仲良くなった方は自分も含め10年から20年の受験生活の方が多々いました。
この仲間は受験生時代の苦労や本試験の笑い話など共感することが多く、新卒就職時を思い出させる良き仲間となりました。
結果を出せば受験時代の知識は宝物です。
ぜひ試験を乗り越えて税理士生活を満喫してください。

<参考> 平日と休日のスケジュール
◆平日

6:00 起床
7:00 通勤(理論暗記)
7:30~12:00 仕事
12:00 昼休み(理論暗記)
13:00~15:30 仕事(残業がない場合・繁忙期は残業が20時位まで)
※16:00~19:30 勉強(計算問題やテキスト読み等、机勉強時間・実質勉強時間は2時間半位)
19:30~20:00 電車移動(理論暗記)
20:00~22:30 帰宅・食事・入浴・家族との団らん等
22:30~23:30 勉強(理論暗記)
23:30 就寝
(地方出張や残業等がない場合で一番時間がとれるタイムスケジュールの場合です。)

(専門学校がある日の場合は以下)
16:00~18:00 理論暗記(実質1:30位の勉強)
18:30~21:30 授業
21:30~22:00 夕食
22:00~22:30 帰宅(電車移動)理論暗記
22:30~23:30 入浴・家族との団らん等
23:30 就寝

休日
8:30~9:00 起床
9:00~13:00 自宅で理論暗記(朝食時間含む。実質2.5時間位の勉強)
13:00~13:40 外出支度、電車移動(移動中は理論暗記も少しする。)
14:00~20:00 有料自習室(机で出来る勉強、計算問題、テキスト読み等:実質4.5時間位の勉強)
20:00~20:30 電車移動(理論暗記)
20:30~23:00 帰宅・食事・入浴・家族との団らん等
23:00~23:30 理論暗記
23:30~24:00位 就寝

【編集部より】
「時間をかければ暗記は誰でも出来るようになります。
暗記できない思い込みは捨ててください。
私は1項目覚えるのに1日では覚えられませんでした。
大体2、3日は当たり前。
覚えてもすぐ忘れます。
その分、数をこなす。」
そう、「勉強に近道はない」が近道かもしれません。
その他、理論をマスターするためのノウハウも多く受験生の皆さんのよいヒントになりそうですね。
ぜひ、自分にも合いそうな方法を実践してみましょう!

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