つぶ問4-4(簿記論)―有価証券


「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

【問題】
 次の資料をもとに、①決算整理前残高試算表の投資有価証券勘定、②決算整理後残高試算表の投資有価証券勘定、③決算整理後のその他有価証券評価差額金の金額を答えなさい。

 当社ではその他有価証券について全部純資産直入法により処理している。決算において時価評価とともに前期決算の時価評価の洗替処理も行っている。また、過年度より時価が50%以上下落した場合には、著しい下落により時価の回復可能性がないものと判断している。

 C社株式は当期に取得、他の有価証券はすべて前期に取得したものである。

 B社株式は当期中に13,000千円で売却したが、代金を仮受金として処理してある。

 E社社債は前期首に、額面30,000千円分を25,000千円で取得したものであり、満期は取得時から5年後である。額面金額と取得価額の差額は金利の調整と認められるため、前期より償却原価法(定額法)により処理している。


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