【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑲ストック・オプションの処理(1.権利確定日前)
- 2021/8/13
- 学習記事
平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)
税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。
問 題
当社(決算日3月31日)は、×1年6月23日に行われた株主総会において、従業員20名に対して、次の条件のストック・オプションを付与することを決議した。×2年3月31日における仕訳を示しなさい。
(条件)
・ストック・オプションの数は従業員1名あたり、2,000個。
・ストック・オプション1個の行使に対して1株の自社株式が付与される。
・付与日は7月1日であり、権利確定日は、×3年6月30日である。
・付与日におけるストック・オプションの公正な評価額は、@0.3千円である。
解答
(借)株式報酬費用 4,500 (貸)新株予約権 4,500
・0.3千円×20名×2,000個÷24ヵ月×9ヵ月=4,500千円
【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass 代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。
※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。
バックナンバー
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②銀行勘定調整の処理
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④期末商品評価の処理
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⑧減価償却の処理(1.耐用年数の変更)
⑨減価償却の処理(2.減価償却方法の変更)
⑩リース取引⑴
⑪リース取引⑵
⑫資産除去債務
⑬減損会計
⑭為替予約(振当処理)
⑮退職給付引当金
⑯賞与引当金
⑰剰余金の配当
⑱自己株式の取得と処分