【1日1問!〇×会計クイズ】負債純資産会計②


加藤大吾
(公認会計士・税理士)


公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。


【〇×問題】

当期末(X2年3月31日)の決算に際して、X2年6月の定時株主総会の決議事項として、当期の職務に係る役員賞与30,000円を支給することが見込まれる。

(借) 役員報酬 30,000
 (貸) 未払費用 30,000

【正解】 ×

株主総会の決議事項とする役員賞与は「役員賞与引当金」を計上する。

(借) 役員賞与引当金繰入額 30,000
 (貸) 役員賞与引当金 30,000

【根拠となる会計基準】

企業会計基準第4号「役員賞与に関する会計基準」

13. 当事業年度の職務に係る役員賞与を期末後に開催される株主総会の決議事項とする場合には、当該支給は株主総会の決議が前提となるので、当該決議事項とする額又はその見込額(当事業年度の職務に係る額に限るものとする。)を、原則として、引当金に計上する

当事業年度の職務執行の対価として支給される役員賞与は、通常は月額で支給される役員報酬と性格が同じであることから、発生した会計期間の費用として計上し、引当金を計上します。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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