【1日1問!〇×会計クイズ】商品売買・収益認識⑪


加藤大吾
(公認会計士・税理士)


公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。


【〇×問題】

顧客へ商品を販売価格@100円で販売する契約をし、すでに10個を販売し、売上高1,000円を計上した。一定期間内に顧客が100個以上購入した場合は、遡及的に@90円に減額すると定められているが、本日、顧客の購入数量を100個以上であると判断したが、特に会計処理を行う必要はない。

【正解】 ×

すでに販売した10個について売上を減額する。よって、10個×(100円-90円)=100円について、売上を減額する会計処理を行う。

(借) 売上 100 (貸) 返金負債 100

【根拠となる会計基準】

企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」

74. 取引価格の事後的な変動については、契約における取引開始日後の独立販売価格の変動を考慮せず、契約における取引開始日と同じ基礎により契約における履行義務に配分する。 取引価格の事後的な変動のうち、既に充足した履行義務に配分された額については、取引価格が変動した期の収益の額を修正する

取引価格の見積りを変更する場合には、変更時点で過去に売上を計上した金額を修正するため、販売単価100円で計上した過去の売上を修正し、返金負債を計上します(適用指針設例13を参照)。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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