連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第69回)ー リース会計⑤


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

なぜファイナンス・リース取引は売買処理しなければならない?

解答・解説

ファイナンス・リース取引については,それが所有権移転ファイナンス・リース取引か所有権移転外ファイナンス・リース取引かに関わらず,その経済的実態がリース契約に基づくリース物件について売買が行われたのと実質的に異ならないから。

*リース会計基準29項
『法的形式よりも経済的実質を重視する“実質優先の原則”をとる』(桜井23版,192頁)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
5‐1.収益認識会計①‐⑦
5₋2.収益認識会計⑧-⑫
第65回 リース会計①
第66回 リース会計②
第67回 リース会計③
第68回 リース会計④

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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