【マイ・オフ・タイム】私の日課「筋トレ」


野中泰弘

こんにちは、公認会計士・税理士の野中と申します。

筋トレをやり始めたのは大学生のときでした。年間100日程度、北海道の山に籠ってスキーをしていたので、オフシーズンはその競技力向上のために筋トレを行っていました。しかし、大学を卒業後、一般企業に就職してスキーへ行く回数が減ってからは、自然と筋トレからは足が遠のいてしまいました。

私のモチベーション

その後、会計士受験を始めるにあたり、ストレス解消と受験生活による体力低下を避けるため、受験予備校の近くの一般的なフィットネスジムに入会しました。当時は寸暇を惜しんで勉強していたこともあり、トレーニング内容は短時間の効率的なものでした。また、お金も無かったので、月刊のボディビル雑誌を1ヵ月かけて隅から隅まで穴が開きそうなくらいまで読み込み、早く合格して本格的なボディビルトレーニングがしたいと気持ちが、受験勉強のモチベーションでもありました。

趣味が仕事に!?

試験合格後、大手監査法人に入所するとハードな仕事とハードな筋トレの両立生活が始まります。残業規制も今ほど厳しくなかったので、繁忙期はかなりの残業時間でした。時間の捻出には苦労することも多く、当時は珍しかった24時間ジムで終電後に深夜に筋トレを行うことも度々でした。

大手監査法人の退職後は仕事の幅も広がり、コンサルティング、社外役員、税務の仕事等、今までとは違う分野の仕事をすることが増えました。当然、多くの人と出会うのですが、筋トレ、関連するサプリの話題は、きっかけとして多くの方に興味を持ってもらえます。「効果的、効率的な筋トレとは」、「大腿四頭筋の筋量とボケの関係」、「ダイエットのサプリメンテーション」、「二日酔い防止」などは鉄板の話題です。そのような話をしていると、「面白い会計士がいるよ」と色々な方に紹介していただくことも多くあり、さらに最終的に仕事に繋がることもあります。

また、真剣にジムでトレーニングをしている者同士、自然と仲間意識が芽生えることもあり、普段、知り合う機会が少ない業界の方と懇意になれるのが副次的な効果でもあります。

現在はボディビル連盟に選手登録するとともに、アメリカで活躍するプロボディビルダーの山岸秀匡さんや、今を時めく筋肉博士こと山本義徳さん、ミスターボディビル、レジエンドの小沼敏雄さんの指導を仰いでいます。

“筋トレ”は肉体的にも精神的にもいい

あまり深く考えず何となく始めた筋トレですが、肉体的な変化のみならず精神的に大きな気づきが何度もあり、人生においてこの趣味に出会えたことは大きな財産であることは疑いようもありません。

ただ、ボディビル体形は特殊な体のため着るものには困ります。例えば、スーツに関しても吊るしのスーツが全く合わないのは当然として、銀座の老舗テーラーのフルオーダーですらピッタリ体形に合わせるのには難渋します。

着るもの全般に困るのは筋トレの数少ないデメリットですが、その分、仕事を頑張って稼ぐしかないと前向きに考えるようにしています。

〈執筆者紹介〉
野中 泰弘(のなか・やすひろ)
公認会計士・税理士
三菱ケミカル株式会社の経理部に勤務の後、公認会計士試験を受験。合格後は新日本有限責任監査法人に入所、国際部において外資系企業等の監査に従事。独立後はIPO、M&A、会計コンサルティング、監査業務等を行う。現在は、ひかり監査法人の代表社員として会計監査を行うとともに、上場会社等の社外役員に就任している。プライベートでは、「筋トレ」「車」「食」をこよなく愛するおじさん。

※ 本稿は、『会計人コース』2020年7月号に掲載した記事を編集部で再編成したものです。


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