<直前期集中連載>財表理論 インプット&アウトプット同時マスター講座(第14回)―有形固定資産①


30.減耗償却における対象資産の定義と減価償却との相違点
 減耗性資産とは,( ① )を表す資産であり,その全体としての用役をもって生産に役立つものではなく,採取されるに応じてその( ② )されるものである。
 減耗償却と減価償却との相違点を整理すると次のとおりである。

31.固定資産の取得原価の決定について①
(1) 自家建設の場合

 固定資産を自家建設した場合には,適正な原価計算基準に従って製造原価を計算し,これに基づいて取得原価を計算する。建設に要する( ① )に属するものは,これを( ② )。
 これは,固定資産の取得に充てられた( ③ )として処理すると,( ④ )はなく,( ⑤ )から適切でないからである。
⇒「連続意見書第三」第一・四・2

(2) 現物出資の場合
 取得した財貨又はサービスの取得価額は,対価として用いられた( ① )の契約日における( ② )若しくは( ③ )の( ④ )のうち,いずれか( ⑤ )をもって測定可能な評価額で算定する。
⇒ 「ストック・オプション等に関する会計基準」15項(2),「連続意見書第三」第一・四・3

(著者紹介)
早谷 準一
(はやたに じゅんいち)
専門学校東京CPA会計学院講師
東京CPA会計学院で、税理士コース財表理論を長年担当。また、中小企業診断士として各種研修、講義等活動の分野も広げている。『会計人コース』特集・付録等への執筆多数。著書に『明快図解 経営分析の基本』(祥伝社、共著)などがある。
(注)本連載は、『会計人コース』2018年5月号付録『すらすら財表理論』の内容を加筆・修正したものです。

<バックナンバー>

連載のはじめに&概念FW①

概念FW②

継続性原則・会計上の変更①

継続性の原則・会計上の変更②

過去問にチャレンジ①

資産概念

資産評価

金融商品①

金融商品②

過去問チャレンジ②

棚卸資産①

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