連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第47回)ー 棚卸資産会計⑩


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

棚卸資産会計基準で認められる個別法と先入先出法とは?

解答・解説

個別法:取得原価の異なる棚卸資産を区別して記録し,その個々の実際原価によって期末棚卸資産の価額を算定する方法である。個別法は,個別性が強い棚卸資産の評価に適した方法である。

先入先出法:最も古く取得されたものから順次払出しが行われ,期末棚卸資産は最も新しく取得されたものからなるとみなして期末棚卸資産の価額を算定する方法である。

*棚卸資産会計基準6-2項
 ”計算方法を確認しよう!”(桜井23版,154頁「設例2」)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
第44回 棚卸資産会計⑦
第45回 棚卸資産会計⑧
第46回 棚卸資産会計⑨

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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