穂坂 治宏(税理士)
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問題 減損会計基準③
機械(当期末帳簿価額55万円)に、減損の兆候がみられるため当期末に将来のキャッシュ・フローを予測したところ、経済的残存耐用年数5年に各年8万円ずつのキャッシュ・フローを生じ、耐用年数経過後の処分収入は残存価額と同額と見込まれた。当該備品の正味売却価額を35万円、使用価値を30万円とした場合の減損損失はいくらか?
解答・解説
20万円
*帳簿価額55-回収可能価額35(正味売却価額35>使用価値30 ∴35)=20
減損損失額は、帳簿価額から回収可能価額(正味売却価額と使用価値のいずれか大きい金額)を控除した金額として計算されます(減損会計基準二3)。
◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
第12回 棚卸資産会計基準④
第13回 棚卸資産会計基準⑤(復習)
第14回 商品売買①
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第16回 商品売買③
第17回 商品売買④
第18回 商品売買⑤(復習)
第19回 固定資産Ⅰー①
第20回 固定資産Ⅰー②
第21回 固定資産Ⅰー③
第22回 固定資産Ⅰー④
第23回 固定資産Ⅰー⑤(復習)
第24回 固定資産Ⅱー①
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第27回 固定資産Ⅱー④
第28回 固定資産Ⅱー⑤(復習)
第29回 リース会計基準①
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第31回 リース会計基準③
第32回 リース会計基準④
第33回 リース会計基準⑤(復習)
第34回 減損会計基準①
第35回 減損会計基準②
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。