【1日1問!〇×会計クイズ】負債純資産会計⑫


加藤大吾
(公認会計士・税理士)


公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。


【〇×問題】

自己株式10株を1株当たり400円で取得し、取得に係る手数料500円とともに、当座預金より支払った。

(借)自己株式 4,500
 (貸)当座預金 4,500

【正解】 ×

自己株式の取得に係る付随費用は、営業外費用に計上しなければならない。

(借)自己株式 4,000
 (貸)現金 4,500
    支払手数料 500

【根拠となる会計基準】

企業会計基準第1号「自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計基準」

自己株式の取得、処分及び消却に関する付随費用
14. 自己株式の取得、処分及び消却に関する付随費用は、損益計算書の営業外費用に計上する

自己株式の取得は、株主との直接的な取引である資本取引です。
これに対して、付随費用は通常、金融機関等に対して支払うもので、資本取引には該当しないことから、損益計算書の営業外費用(財務費用)に計上します。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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