独学ルール その4
知識均等化と到達点を意識するべし
受験勉強の考え方は、毎年この時期に税理士試験を挑戦する人に熱弁していることである。これは、税理士試験の学習目標を想定した考え方でもある。受験勉強の目標を単に「合格」とおくと抽象的な受験勉強になる。そうならないように目標を具体化することが重要 である。
■ たくさんある論点の「知識均等化」を心掛ける
過去に学んだ論点は忘れていくものと心得る。先に学んだ論点は忘れていく。日増しに増加する個別論点を地道にこなしていかなければ、何が出題されるかわからない試験では通用しない。受験勉強は、現在学習している論点と過去に通り過ぎた論点とを均等に詰め込む努力をすることである。
■ 受験勉強の到達点は「過去問が解けること」である
受験勉強の到達点は、過去問が解けるかで判断する。それ以上の知識の習得は試験後に残しておけばよい。目指す目的は、過去問解法能力である。
■ 合格するためには「時間内に解けるスピード」が必要である
「過去問が解ける=合格」という等式は成立しない。2時間以内に合格ラインを超える得点を獲得しなければならないのが税理士試験である。最後に目指すものは、時間内解法力、すなわち知識とは異なる受験テクニック(解法スピード)を身につけることである。