第70回税理士試験【解答速報】情報


【簿記論】

◆資格スクール大栄/ネットスクール

講評

第一問
問1、問2ともに平易な内容であり、高得点を取っておきたい問題でした。
・問1(商品売買取引を中心とした推定問題)
簡単な内容の推定問題であり、問題構造も単純なものとなっていましたので、完答も十分可能な問題でした。
・問2(純資産会計) 新株予約権、剰余金の処分、自己株式、その他有価証券などの仕訳および計算はすべて基本内容です。ただし、端数が生じる箇所があり、その点で戸惑ってしまう可能性がありました。

第二問
・問1(在外支店)
問題の構造上、すべて解答しようとするのは手間もかかり困難です。設問⑴は確実に解答すべきであり、あとは⑶と⑷のうち一部の箇所が正解できていればよいでしょう。
・問2(リース会計)
借手側の内容は確実に正答しておきたいところです。貸手側の内容自体は難しくはなかったものの、過去に1回だけしか出題されていない内容でもあり、対応はしにくいところでした。

第三問
外貨建取引や一般商品売買の出題内容が複雑になっており、レンタル固定資産の処理など見慣れない内容が含まれていましたので、難しい問題だと感じられてしまったかもしれません。ただし、預金、割賦販売、有価証券、ソフトウェア、退職給付引当金など比較的解答しやすい内容も多く出題されており、このあたりでしっかり点数を伸ばしておきたいところでした。

予想合格ボーダーライン
以上を踏まえての予想合格ボーダーラインは次のとおりとなります。

第一問第二問第三問合 計
22点12点26点60点

解答速報

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◆資格の大原

講評

第一問は各問についてそれぞれ高得点が狙える問題内容でした。

第二問の問1は、解答に手数が掛からない箇所で得点できたかがポイントになります。
問2の リース会計の問題は科目の記号選択など、注意すべき箇所もありましたが確実に得点に結び付けたい問題でした。

第三問は項目により難解な箇所と平易な箇所に差がある問題でした。
預金、売上債権、有価証券、退職給付引当金、ソフトウェアを中心に得点を積み上げることが必要であるといえます。

解答速報

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◆専門学校東京CPA会計学院

講評

1.はじめに
過去の問題と比較した場合、問題の内容は易しく、ボリュームは標準的です。第一問、第二問の問2を確実に正解できているか、第三問は優先順位を付けて、解答を導きやすい部分を確実に正解できたかどうかが合格の分かれ目になると予想されます。

2.全体の印象及び解答上のポイント
〔第一問〕
問1 推定問題
商品売買を中心とした推定問題です。基本的な内容ですので、確実に正解したい問題です。
問2 純資産
純資産に関する一連の会計処理が問われています。いずれも基本的な内容ですので、確実に正解したい問題です。

〔第二問〕
問1 本支店会計
本支店会計の一連の流れと在外支店の換算が問われています。標準的な内容ではありますが、制限時間の中で最後まで解答するのは容易ではないと思います。
問2 リース取引
リース取引の借手側と貸手側の会計処理が問われています。基本的な内容ですので、確実に正解したい問題です。

〔第三問〕
全体としての内容とボリュームは標準的です。商品売買関連は後回しにして、現金預金、有価証券、賞与引当金、退職給付引当金などから優先的に解答し、確実に正解できたかがポイントです。

3.合格ボーダー予想
第一問合格ライン21点
第二問合格ライン12点
第二問合格ライン26点
以上の合計で59点が総合の合格ラインと予想されます。

解答速報

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