31.固定資産の取得原価の決定について②
(3) 交換の場合
自己所有の固定資産と交換に固定資産を取得した場合には,( ① )を取得原価とする。これは,( ② )の交換では,両資産の間で( ③ )が行われたものと考え,譲渡資産と取得資産との間には( ④ )が存在するとみるからである。
自己所有の有価証券等と固定資産を交換した場合には,当該有価証券の( ⑤ )をもって取得原価とする。これは,( ⑥ )の交換では,保有している有価証券を売却し( ⑦ )したとみて( ⑧ )とともに,( ⑨ )したとみるからである。
⇒「事業分離等に関する会計基準」70項,「連続意見書第三」第一・四・4
(4) 贈与の場合
固定資産を贈与された場合には,時価等を基準とした( ① )をもって取得原価とする。これは,無償取得資産であっても,( ② )するにもかかわらず,簿外資産として処理するならば,( ③ )ことになり,( ④ )からである。
⇒「連続意見書第三」第一・四・5,「企業会計原則」第三・五・F →H8・46回①
32.(正規の)減価償却の意義,目的および効果
(1) 減価償却は,( ① )に基づいて有形固定資産の取得原価をその耐用期間における( ② )することをいう。
(2) 減価償却の最も重要な目的は,適正な費用配分を行うことによって,( ③ )ことである。
(3) 減価償却の効果には,固定資産に投下した資金が( ④ )されるという( ⑤ )と減価償却費は( ⑥ )であることから( ⑦ )がある。
⇒「連続意見書第三」第一・一,同二,→H23・61回②(正誤問題),H16・54回①
(著者紹介)
早谷 準一(はやたに じゅんいち)
専門学校東京CPA会計学院講師
東京CPA会計学院で、税理士コース財表理論を長年担当。また、中小企業診断士として各種研修、講義等活動の分野も広げている。『会計人コース』特集・付録等への執筆多数。著書に『明快図解 経営分析の基本』(祥伝社、共著)などがある。
(注)本連載は、『会計人コース』2018年5月号付録『すらすら財表理論』の内容を加筆・修正したものです。
<バックナンバー>
⑥資産概念
⑦資産評価