穂坂 治宏(税理士)
☆連載のねらいはこちら!
問題 棚卸資産会計基準④
通常の販売目的で保有する棚卸資産について、( ① )による簿価切下額は( ② )とするが、棚卸資産の製造に関連し不可避的に発生すると認められるときには製造原価として処理する。また、( ① )に基づく簿価切下額が、臨時の事象に起因し、かつ、多額であるときには、( ③ )に計上する。
解答・解説
① 収益性の低下
② 売上原価
③ 特別損失
*通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は、売上原価(製造原価)として処理しますが、臨時の事象に起因し、かつ、多額なときには特別損失とします(棚卸資産会計基準17)。
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
【編集部からオススメ!】
☆☆穂坂先生の次の著書は、財務諸表論の受験者の必読書です!☆☆
『税理士財務諸表論 穂坂式つながる会計理論【第2版】』
ネットスクール出版
定価:2,640円(税込)
ご購入はこちらから
☆☆SNSやブログでも積極的に受験情報を提供されています!☆☆
・ツイッター(@bokironkousi)
毎日提供されている理論・計算の問題は、受験生なら必見!
・ブログ「税理士試験 簿記論 講師日記」
これまでに蓄積された膨大な記事は、学習内容・勉強法ともに受験生が困ったときの貴重な情報源!
・note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。