【会計士合格体験記】日商簿記1級に5回合格した力を活かして、大学在学中に一発合格!
- 2026/5/1
- 合格体験記

朝倉 将太 (22 歳・駒澤⼤学 経済学部商学科3年)
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【学習情報】
受験履歴:短答式試験(2024 年 12 ⽉)→論⽂式試験(2025 年8⽉)
学習スタイル: CPA 会計学院/公認会計⼠講座 通信講座 (2025 年合格⽬標/2年超速習コース)
学習期間:2023 年1⽉〜2025 年8⽉(CPA 会計学院⼊学〜論⽂式試験までの期間)
学習時間:合計 2,200 時間(学習管理プラットフォーム「Studyplus」を使⽤して記録)
取得資格:⽇商簿記検定1級 通算5回/税理⼠試験 簿記論・財務諸表論
▶サムネイルは本人
簿記検定の挑戦から、公認会計⼠試験へ
私は、通信制⾼校(普通科)在学中にインターネットを通じて簿記検定の存在を知り、⼤きな興味と希望を胸に簿記の学習を始め、⾼校 3 年⽣の時に「⽇商簿記1級」に独学で合格しました。
勉強を続けるうちに簿記が⼤好きになり、⽣涯にわたって簿記に携わる職業に就きたいと思い、「監査及び会計の専⾨家」である「公認会計⼠」に憧れの想いを抱きました。
また、さらなる上位資格の取得を視野に⼊れた時に、複数の選択肢がある中、専⾨職であり、社会的信⽤⼒の⾼い「三⼤国家資格」とも⾔われる公認会計⼠は、次なる挑戦として最適でありました。

もっとも学習初期は、会計⼠がいつ、どこで、どのような仕事をしているかを知らず、ただ肩書きへの憧れの想いだけを原動⼒にして勉強を続けていましたが、今となって思えば⼤変素敵な資格に出会えたことは、この上ない幸せであります。
忘れてはいけない、いつだって⼤切なのは「絶対に合格する」という強い気持ちでいること
会計⼠試験において最も⼤切であり、私が会計⼠を志した時から合格まで常⽇頃意識していたことは、「何がなんでも絶対に合格する」という強い気持ちです。
会計⼠試験は短答式試験を突破するまでに相当の勉強量が必要であり、論⽂式試験までとなると途⽅もないような時間を犠牲にしなければなりません。
今、⾃分が何のために勉強していて、これほど多くの努⼒しているのかという原点を⾒失っては、たとえ最⾼の講義や教材が揃っていても、どんなに優れた勉強法を知っていても、全く無意味に化してしまうかもしれません。
会計⼠試験に挑戦されている⽅々は各々きっかけがあり、多かれ少なかれ会計⼠に対する憧れを胸に抱き学習を始められたことでしょう。
「絶対に合格する」という気持ちで、会計⼠を⽬指した⽇の想いを忘れないでください。きっとその想いは⽇頃の勉強姿勢、答練の成績、試験直前期のメンタル、最終的には本試験の合否へつながります。
常に強い気持ちがあれば、⽇常的に机に向かうはずですし、定期的な答練の成績がたとえ振るわなかったとしても、⼀喜⼀憂するようなことはないでしょう。
また、精神的に追い詰められる試験直前期は、もっぱらメンタル勝負のところもありますし、本試験中どうしようもなくなった時でも最後の最後までペンを動かし続ける力になるかもしれません。
実際、私は短答式試験の1週間前に体調を崩してしまい、本試験中も⾮常に具合が悪く何度も途中退場を考えました。
また、論⽂式試験は3⽇間の⻑丁場となりますが、1 ⽇⽬から乗り気でなく⾏きたくないと思ったところが本⾳です。
しかし、どんなに嫌で⾟くても、「会計⼠試験に合格したい」という気持ちが上回り、私を突き動かしました。
少なくとも今回の合格は、気持ちを強く持つことで成し得た結果であると思います。
全くの根性論になってしまったかもしれませんが、当たり前のようでこれ以上に⼤切なものはないといえます。

⽇商簿記1級に5回合格したからこそ⾔える、会計⼠試験における簿記の重要性
さて、具体的な合格の決め⼿をあげるとすれば「簿記」の存在です。
会計⼠試験の主要科⽬は「財務会計論」と「管理会計論」が挙げられますが、この2科⽬は「簿記」が基礎となっています。
短答式試験は 500 点満点中、財務会計論 200 点と管理会計論 100 点で「短答式全体の6割」、また、論⽂式試験は700 点満点中、会計学が 300 点と「論⽂式全体の4割以上」の点数を占めていることから、この2科⽬が最重要であるということは周知の事実なのです。
つまり、最重要科⽬の基礎に当たる簿記のウェイトは、会計⼠試験において⾮常に⼤きなものと⾔えるのです。
正直なところ、私は⽇商簿記1級の合格でかなりの計算⼒が⾝についていたので、多くの受験⽣が苦労する計算部分の学習を難なく攻略することができました。
計算部分が有利であれば、計算の知識がベースとなる理論部分の学習の負担が軽減されます。
結果として論⽂式合格までにかかった勉強時間は約 2,200 時間と、⽐較的短時間で合格できたのは、やはり簿記を仕上げていたからだと考えられます。
ここまでの簿記の重要性から、私は本試験(可能であれば短答式試験)までに「⽇商簿記1級」の受験をおすすめします。1級の試験範囲は会計⼠試験とほとんど重複しているため、財務会計論・管理会計論の知識が⾝についていれば、必然的に合格することができるでしょう。
1級は特有の試験傾向があり、会計⼠試験の遠回りになると説明するところもありますが、私はそこまでの負担があるとは到底思えません。
実際に1級を取得することで相当な計算⼒があることの証明になりますし、何よりも「難関試験である⽇商簿記1級に合格できた」と⼤きな⾃信がつくことから、本試験を⾒据えてもメリットは⼤変⼤きいと考えています。
会計⼠試験において簿記が必要不可⽋なことは、言うまでもなく明らかです。
私は計算⼒の維持を⽬的として1級を合計4回も受験し、通算5回合格していますが、やはり最優先で計算部分を得意にすることが、会計⼠試験合格への最短ルートであるといえます。

勉強をやりたくない時は、無理してやらなくてもいい!
⻑い受験⽣活におけるモチベーションの維持として、私は「休む」ことは悪ではなく、成⻑のための投資であると考えていました。
「強い気持ちを持ち続けることが重要」としましたが、決してこれは「休まずに四六時中、勉強をしなければいけない」というわけではありません。
机に向かってみたが全く集中できない、不正解が続いてやる気が切れてしまうなど、勉強したくない⽇は少なからずあるものです。
ここで他の受験⽣との差が開くと考える⽅もいますが、私は無理をして勉強したところで効率が悪く、⼤して⾝になっていないと感じます。
ダラダラと勉強を続けるくらいであれば、いっそ何も考えないで「少しゆっくりしてみる」という選択肢をとっても、⼤きなマイナスになることはなく、むしろ次のプラスへの⼀歩⽬ではないのでしょうか。
好きなものを⾷べる、どこかへ遊びに⾏く、⾃然の緑を眺めてみるなどとリフレッシュ⽅法は数多ありますが、とりあえず⾃由に過ごしてみて、⼼機⼀転してから勉強を再開すると精神衛⽣上も良いですし、遅れを取り返そうとして⾃然と勉強効率が上がるかもしれません。
当然ながら時間は無限ではないので、本試験が近づけば近づくほど焦りが出てくることも事実ですが、それはそれで仕⽅がないと、あまり気負わずに考える⽅が勉強を続けやすいと感じていました。
常に実⾏していた勉強法と、4つのマイルール
① 講義受講は必ず1回で済むように、全⼒集中して視聴
私は通信講座で受講していたため、講義視聴は Web を通じて⾏いましたが、何度も視聴すると時間が相応にかかり、⾮効率な勉強となってしまいます。
また、暗記に頼らず、理解重視の学習に繋げるための第⼀歩として、講師が⾏った板書や⼝頭での説明のうち、重要部分と⾃習時に必要と思われる部分をテキストへ書き込みました。
このため基本的に倍速視聴は⾏わず、1度の視聴でなるべく漏れのないインプット学習をするように⼼がけていました。
② インプットは「ある程度」にして、アウトプットをできるだけ多く
インプットが完全に終わってからではなく、講義視聴後すぐにアウトプットである問題演習に進むことで、勉強効率が格段に上がります。
具体的には復習レベルの問題集(CPA 会計学院の教材では「個別問題集」)から、本試験レベルの過去問題集等(CPA 会計学院の教材では「短答対策問題集/論⽂対策集」)の順番で演習を進めていました。
この際、1回⽬の演習から正解することは容易ではなく、相応に厳しい結果になります。
例えばスポーツの世界に置き換えてみると、サッカーワールドカップの試合を⾒て、⼀流プロ選⼿の技術を頭で理解したとします。
ただその技術を同じように実践しようとしても、到底できるわけはありません。
当たり前ですが、技術を理解して習得するまでには、多くの練習が必要なのです。
これは勉強にも通ずる部分があり、講義視聴して内容を理解していても、すぐに問題が解けるようになるわけではなく、何度も反復した結果として知識の習得が待っているのです。
たとえアウトプットが思うように進まなくても、それは講義視聴が曖昧であったことを意味しているわけではなく、会計⼠試験に適性がないというわけでもありません。
多くの受験⽣は同じように苦しい思いをしています。
あまり思い詰めずに、難しい勉強をしているのだから仕⽅がないと割り切ってみることもおすすめです。
最も、闇雲に演習教材を回転するのではなく、なぜ正解なのか、なぜ不正解なのか、どこで間違えたのか、どの表現に惑わされたのか、単なる正誤だけで満⾜していては全く意味がありません。「解いただけで終わり」とせず、⼗分な⾃⼰分析を⾏うことこそが最も重要であると考えています。
③ テキストに情報を⼀元化して、強弱をつけながら復習
初学期〜直前期・本試験までの勉強において重要となるのは「テキスト」です。
問題集、答練や模試等で間違えた部分、理解が不⼗分な点にアンダーラインを引いていきます(1回ミスで1本⽬、2回ミスしたら2本⽬とミスした回数分だけ線を増やしていく)。
併せてミスの傾向、注意しなければならない問題⽂の表現など、とにかく気が付いた点は全てテキストへ書き⼊れます(短答式と論⽂式を区別するため、短答期はオレンジ⾊、論⽂期は緑⾊のボールペンを使⽤)。
このようにテキストを⾃分なりに加⼯することで、ページを開いた瞬間に重要部分を把握することができ、短時間かつ効率的に復習を⾏えます。
テキストは他の教材に⽐べて、最も詳細に記載がなされていますが、その反⾯、重要度が低い部分は相当あります。
テキストをすべて復習するというのは、辞書を開いて⼀から⼗まで読んでいるような⾮効率な勉強となってしまいますが、受験⽣は試験の合格が⽬標というだけで、学者や研究者になるわけではないので全ての知識が必要とは⾔えないのです。
④ 無理なところは無理!「捨てる」ことも恐れずに
勉強を続けていくと、講義を聞いて何度演習しても解けるようにならない論点が少なからず出てきます。
もちろん、試験に頻出で重要な論点は例外ですが、相当重要というわけでなければ私は気にせず捨てていました。
特に直前期になると、答練や模試でこれまでに⾒たことがないような問題が出題されますが、正答可能性の低い難易度が⾼い問題を解けるようになるというよりは、⾃信を持って解ける問題を落とさないことの⽅が得点につながると考えています。
私は「⾃分が難しいと感じるくらいなら、みんなも難しいと感じているから気にしない」とよく⾔い聞かせていました。そもそも全てを理解して、完全に覚えるなんてことはできないのです。
多くの受験⽣は不完全な状態で本試験に挑んでいるわけで、そのような状況下でも合格者がいるのですから、あまり気張りすぎなくても良いと思います。

夢ある者に合格あり。⾃分のなりたい姿を夢⾒て、前に進もう
私はこれまでの⼈⽣に全く後悔がないといえば嘘になりますし、過去に戻ってやり直したいことなどたくさんあります。
しかし、過去に戻らなくても、今から未来を切り開くということは可能ではないのでしょうか。
⾼校⽣の時に簿記に出会い 、5 年以上勉強を続けてきて今、会計⼠試験合格というゴールに辿り着くことができました。
これは、⼼迷わず簿記を信じて道を突き進んだからこそ、明るい未来が待っていたものであると信じています。
受験⽣時代、合格体験記や合格者の新聞・ネット記事をたくさん拝⾒しましたが、合格者の⽅々は皆⼀様に輝いて⾒えました。
当時の私にとって希望と憧れの存在であり、「いつか⾃分もそうなりたい」と夢⾒ることが、苦しい時を乗り越える「強い原動⼒」になっていました。
この体験記を読まれたことで、皆さんがご⾃⾝の道を突き進むための参考の一つとしていただければ、この上なく嬉しいです。
最後に、会計⼠試験に挑戦されている受験⽣の皆さん、合格までの道のりは並大抵のものではありません。
三⼤難関試験とも⾔われ、⼀筋縄ではいかない⾮常に過酷な試験ですし、⽣半可な勉強量では厳しい結果が待っていることも事実です。
それにもかかわらず、夢の実現のために⼤変な努⼒を続けられる姿には尊敬の念しかありません。
積み重ねた努⼒は決して無駄になりませんし、いつの⽇か必ず報われることと信じています。
すべての⽅々に輝かしい未来が訪れるよう、⼼から応援しています。












