<連載6>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「純資産」集中ゼミ(第25回)ー配当規制、純資産の表示(復習)

集中ゼミ

穂坂 治宏(税理士)

◎連載のねらい
・1日1問、各論点の穴埋め問題を解くことで、各論点のキーワードを押さえるようにします。
・これにより、財務会計の理論・計算の基本的な考え方を理解できるようにすることが目標です。

Q6 配当制限の対象には,剰余金の配当と( ① )の有償取得が含まれる。いずれも会社財産が流出するのは同じであるため,その財源が統一的に規制されている。★

A
① 自己株式

Q7 繰延資産には( ① )価値がなく,のれんは個別的に識別できる資産ではなく,債権者保護の裏付けになりにくいため,これらの資産が多額な場合に配当制限を強化して債権者保護を図っている。★

A
① 換金

Q8 新株予約権は返済( ① )のある負債ではなく,株主とは異なる新株予約権者との直接的な取引によるものであり,株主資本とは区別して表示する。★★

A
① 義務
*純資産基準22⑴,32

Q9 評価・換算差額等は,( ① )ではなく,かつ,未だ当期純利益に含められていないため,株主資本とは区別して表示する。★★

A
① 払込資本
*純資産基準33

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。


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