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この夏読みたい会計・税務関係の課題図書④―税理士受験生が大学院進学を考える際に読みたい書籍『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』『超入門コンパクト租税法』『ホームラン・ボールを拾って売ったら二回課税されるのか―新しい「税」の教科書』
編集部
先日の税理士試験をうけて、税法科目免除を目的に大学院進学を検討している受験生も多いと思われます。
しかし、税理士試験の税法科目に関する受験勉強と大学院での税法の研究は大きく異なり、入学後ギャップに苦しむこともあるでしょう。
そこで、大学院進学を検討する際にはじめに読んでおきたい書籍を紹介します。
脇田弥輝(著)『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』
大学院を修了して科目免除をうけるには、修士論文を書いて審査にパスする必要があります。
ではゴールである修士論文はどう書けばいいのでしょうか?
本書では、テーマの選び方、参考文献の集め方、法令や判例の基礎知識から具体的な修士論文の書き進め方まで、修了者の経験も交えてわかりやすく解説しています。
まずは本書でゴールをイメージしましょう!
*A5判 / 176頁、定価:2,200円(税込)、中央経済社
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木山泰嗣(著)『超入門コンパクト租税法〈第2版〉』
いざ「租税法」を勉強するぞ!という場合、いきなり名著『租税法』(金子宏著・弘文堂)を手にしても、大部なだけに挫折する可能性が高いです。
そこで、まず本書で全体像を把握しましょう。
また、本書では、試験での答案の書き方、ブックガイド、リサーチ方法(条文・判例・論文・その他の資料等)まで示されており、今後の大学院での研究にも役立つ内容が盛り込まれています。
*A5判 / 232頁、定価:2,750円(税込)、中央経済社
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浅妻章如(著)『ホームラン・ボールを拾って売ったら二回課税されるのか―新しい「税」の教科書』
本書はいわゆる租税法の入門書ではなく、税目間で発生する二重課税の是非を中心的に論じられています。
というと非常に難解な印象を持つかもしれませんが、広く専門家以外を読者対象にしており、非常にわかりやすいトーンで書かれていますね。
租税法研究にも十分に参考となり得る内容も多数含まれており、大学院進学を考える際、ぜひ目を通しておきたい書籍です。
*A5判 / 252頁、定価:3,080円(税込)、中央経済社
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なお、他社の書籍ですが、以下は入門書としてオススメです。
『プレップ租税法(第4版)』佐藤英明(著)、弘文堂
『よくわかる税法入門(第16版)』三木義一(編著)、有斐閣