【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑪リース取引⑵


平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)

 税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
 
 専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。

問 題

 前回の続きとして、リース料支払い時の処理および、決算整理仕訳を示しなさい。
 なお、減価償却はリース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法によって行う。

解答

(借)リース債務 1,848
   支払利息 152
 (貸)現金預金 2,000

(借)減価償却費 1,904
 (貸)リース資産減価償却累計額 1,904

・支払利息:7,616千円×2%=152千円(千円未満四捨五入)

・リース債務返済額:2,000千円-152千円=1,848千円

・7,616千円×1/4=1,904千円

【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass  代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。

※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。


バックナンバー
現金過不足の処理
銀行勘定調整の処理
定期預金の処理
期末商品評価の処理
貸倒引当金の処理⑴
貸倒引当金の処理⑵
投資有価証券の処理
減価償却の処理(1.耐用年数の変更)
減価償却の処理(2.減価償却方法の変更)
リース取引⑴


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