【1日1問!〇×会計クイズ】負債純資産会計⑰


加藤大吾
(公認会計士・税理士)


公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。


【〇×問題】

以前発行した新株予約権20個(1個当たりの払込価額3,000円)のうち、2個について、権利行使がされないまま失効した。

(借)新株予約権 6,000
 (貸)その他資本剰余金 6,000

【正解】 ×

新株予約権が失効した時は、「新株予約権戻入益」として損益計算書の特別利益に計上する。

(借)新株予約権 6,000
 (貸)新株予約権戻入益 6,000

【根拠となる適用指針】

企業会計基準適用指針第17号「払込資本を増加させる可能性のある部分を含む複合金融商品に関する会計処理」

(失効時の会計処理)
6. 新株予約権が行使されずに権利行使期間が満了し、当該新株予約権が失効したときは、当該失効に対応する額を失効が確定した会計期間の利益(原則として特別利益)として処理する。

新株予約権者との取引は資本取引ではなく、損益取引であると考えられるため、新株予約権者が権利行使をせずに、新株予約権が失効した場合には利益に計上します。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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