【税理士試験 合格体験記】理論は輪唱方式で暗記! 計算は模試を使ってスピード重視! 「継続は力なり」で税法科目合格


近藤勇斗
(大学院2年生・24歳)

出身地:東京都
受験歴:2年(日商簿記1級を合わせると3年)
合格科目:簿記論・財務諸表論(2019年)/相続税法(2020年)
学習時間:平日9時間/休日9時間
学習スタイル:瑞穂会(簿・財)、TAC(相続税法)

目次
税理士を目指したきっかけ
ビデオ会議で友人と一緒に勉強
1日の勉強スケジュール
理論暗記は1日の最初に半ページだけ
理論復習は10日連続で
計算は繰り返し模試を解く
理論はスマホに入れて持ち歩く
メッセージ

税理士を目指したきっかけ

「大学卒業と同時に、税理士になれる!?」

就職活動の一環で簿記2級を勉強していた私が、税理士試験のしくみを知ったのは大学3年の頃でした。 日商簿記の延長線上に、税理士試験の簿記論・財務諸表論があり、大学院に進学すれば、税法2科目が免除される。うまくいけば、卒業と同時に税理士として社会に出ることができます。

私が通う千葉商科大学には「瑞穂会」という教育機関があり、簿記論・財務諸表論を無料で学ぶことができるということもあって、税理士を目指してみることにしました。

ビデオ会議で友人と一緒に勉強

税理士を目指すにあたって一番大事なことはモチベーションの維持だと考えています。モチベーションが少しでも下がれば、合格率10%程度の試験に合格するのは難しいでしょう。

モチベーションを維持するには強い目的意識が必要です。私は、「絶対に今年受かって学生の間に税理士試験を終わらせる」という目的をもって勉強していました。

ただ、今年度はコロナで入校禁止となったため、自宅で勉強しなければならず、なかなか身が入らない状態が続いていました。そこで私がやった対策が、同じく税理士を目指す友人や他の難関資格(司法書士、USCPA、一級建築士)に挑む友人などを誘って、ビデオ会議をつないで勉強することです。基本的には音声のみオフにしていましたが、カメラに映る友人たちから集中が伝わってきて、とても刺激になっていました。休憩時の雑談もいい息抜きになっていたと思います。

1日の勉強スケジュール

税法を勉強するうえで気になるのは、「計算」と「理論」の時間配分ではないでしょうか。私は、1日のうちに理論に使うのは4~5時間でした。暗記に1時間程度、復習に3~4時間程度です。計算は、1日に4時間程度使っていました。学生で丸一日勉強に費やせる日も多かったので、基本的には以下の流れで勉強を進めていました。

① 理論暗記 1時間

② 理論復習 30分

③ 模試 2時間

④ 採点・復習・確認 1時間

⑤ 理論復習 1時間

⑥ 模試(2回目)計算のみ+採点復習 1時間

⑦ 理論復習 1時間

⑧ 模試(3回目)計算のみ+採点復習 1時間

理論暗記は1日の最初に半ページだけ

理論は、頭が疲れていない1日の一番最初に、ひたすら書いて覚えるようにしていました。

また、1日に暗記するのは半ページくらいで、一気に多く暗記するよりも、復習に時間を使っていました。

理論復習は10日連続で

暗記した理論は、その後10日間連続で復習していました。

具体的には、まず暗記した論点の題名を、番号を付けて箇条書きにします。


① 1-3概要
② 4-3手続き
③ 13-1解除事由

⑩ 3-5概要

1日目は①を、2日目は①②を、3日目は①~③を……10日目は①~⑩を復習していました。10日目には、①は10回、②は9回、③は8回……復習したことになります。10日連続で復習すると、思い出そうとする動作が徐々になくなり、ストレスなく理論を暗唱できるようになります。理論は時間もかかって大変なイメージもあるかと思いますが、完全に暗記すれば1分もかからずに概要は暗唱できるようになります。

そして、11日目には、①を抜かして②~⑪の10個と復習します。

また、10日連続で復習した後も、3日後、5日後、8日後……のように間隔をあけ、カレンダーで復習する日に番号を書いて、その日が来たら復習するようにしていました。

計算は繰り返し模試を解く

計算対策では、4月から始まる模試はすべて3回ずつ解きました(計算のみ)。これは、簿記を学習していた頃から瑞穂会で実施していたことで、やはり計算は「繰り返し解く」ことが一番力になります

はじめて解いたときから1ヵ月ほど間隔をあけて2回目、3回目と解きます。1回目は提出しますが、2回目に関しては提出するわけではないので、財産名を略したり途中式を省いたりして、時間を短縮して解いていました。もちろん、あとから確認したい箇所は略さず、確実に正解できるような箇所に限って省略します。3回目ともなると、途中式や財産名はほぼ省略し、45分程度で税額まで出すようにしていました。

さらに、間違えた論点は「間違いノート」に箇条書きし、定期的に復習していました。また、教科書には読み返すべき場所にマークを付け、自分の言葉でメモも加えていました。教科書を自分仕様に変えることで、よりインプットしやすくなり、見返しやすくもなるのでオススメです。

理論はスマホに入れて持ち歩く

もちろん、丸一日勉強に時間を使えない日も多くありました。そういう日は、理論を優先して勉強していました。特に、10日連続の復習だけは毎日やるようにしました。これをやらなくなると、思い出すのに時間がかかるようになってしまい、やる気も失うからです。

そのため私は、暗記した理論はメモアプリに入れて、スマホがあればどこでも復習できる状態にしていました。ちょっとした待ち時間や電車、トイレなどで1、2問ずつ解く、といったようにスキマ時間も活用することで、長時間勉強することが苦手な自分でも、嫌いな理論復習を継続することができました。

メッセージ

税理士試験を受験し、理論も計算も反復して復習すること、そして、それらを継続することが大切だと感じました。

私も試験には合格しましたが、これからの人生ずっと勉強は続けていくことになると思います。

この経験を忘れず、「継続・反復・復習」を続けていきたいと思います。


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