【1日1問!〇×会計クイズ】負債純資産会計⑥


加藤大吾
(公認会計士・税理士)


公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。


【〇×問題】

X1年4月1日に社債(額面金額10,000円、平価発行、償還期間5年、クーポン利子率年2%、利払日年2回)を発行した。当期末(X1年12月31日)の決算整理前残高試算表の社債利息95円であるとき、未払社債利息55円が計上される。

【正解】 ×

次の決算整理仕訳のとおり、未払金5円と未払社債利息50円が計上される。

(借) 社債利息 5
 (貸) 未払金 5

(借) 社債利息 50
 (貸) 未払社債利息 50

【根拠となる会計基準】

企業会計原則注解

【注5】 経過勘定項目について
(3) 未払費用は、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、既に提供された役務に対していまだその対価の支払が終らないものをいう。従つて、このような役務に対する対価は、時間の経過に伴い既に当期の費用として発生しているものであるから、これを当期の損益計算に計上するとともに貸借対照表の負債の部に計上しなければならない。また、未払費用は、かかる役務提供契約以外の契約等による未払金とは区別しなければならない

X1年9月末の利払日までの半年分の利息100円について、整理前T/Bの社債利息が95円であることから、すでに利払日が到来している5円については未払金を計上する必要があり、未払費用とは区別します。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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