つぶ問6-1(簿記論)―純資産(各項目、自己株式、新株予約権)、包括利益


「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

【問題】

 株主資本の簿記処理に関する次の(問)に答えなさい。

(問)以下の各【取引】の会計処理として示されている〔仕訳〕について、現行制度に基づいて正誤を判定しなさい。なお、誤りと判定した場合には、誤りの内容を具体的に指摘すること。

【取引1】
  株式会社A社では、増資を行い10,000千円が当座に払い込まれた。交付する株式については、すべて新株発行によっており、資本金組入額は6,000千円とした。なお、株式発行に伴う手数料等500千円を、現金で支払っている。

【取引2】
 株式会社B社では、増資を行い10,000千円が当座に払い込まれた。交付する株式については、5,000千円分については新株を発行し、残りの5,000千円分については、帳簿価額4,500千円の自己株式を交付した。

【取引3】
 株式会社C社では、新株予約権(帳簿価額500千円)の権利行使に伴い、権利行使価格10,000千円の払込みを受けた(全額当座に入金)。交付する株式については、6割を新株発行により、残りの4割については、帳簿価額4,500千円の自己株式を交付した。なお、資本金組入額は、会社法で認められる最低額とする。


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