連載|税理士・会計士 1日1問で簿・財 重要ポイント時短マスター50(第23回)ー減損②


村上 翔一
(敬愛大学経済学部准教授)

☆本連載のねらいはコチラから

問題 減損②

保有する固定資産に減損の兆候があるため、減損損失を認識する。期末における固定資産の帳簿価額は1,000円、割引前将来キャッシュ・フローの総額は980円、正味売却価額は850円、使用価値は900円であった。減損損失の金額を答えなさい。

解答・解説

減損損失100円

資産又は資産グループ(以下、資産等)に減損の兆候がある場合、資産等から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合に減損損失を認識する(固定資産の減損に係る会計基準、二1、二2(1))。
認識すべきと判定された場合、資産等の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失とする(同基準、二3)。
回収可能価額とは、資産等の正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額をいう(同基準、注1)。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
【問題1】概念FW①
【問題2】概念FW②
【問題3】概念FW③
【問題4】企業会計原則
【問題5】付随費用の計算
【問題6】有価証券①
【問題7】有価証券②
【問題8】有価証券③
【問題9】金融商品
【問題10】繰延資産①
【問題11】繰延資産②
【問題12】ソフトウェア
【問題13】商品売買①
【問題14】商品売買②
【問題15】棚卸資産①
【問題16】棚卸資産②
【問題17】リース①
【問題18】リース②
【問題19】固定資産①
【問題20】固定資産②
【問題21】固定資産③
【問題22】減損①

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「ブロックチェーンを活用した取引や簿記への影響―スマートコントラクトとトークンエコノミーを中心として―」『AI時代のコンピュータ会計と簿記―最終報告書―』(日本簿記学会簿記理論研究部会)、2021年

※本連載は「会計人コース」2020年2月号掲載「1問1分で時短復習 簿・財重要ポイント50」を加筆・修正したものです。


関連記事

ページ上部へ戻る