【緊急企画】会計士試験短答式合格発表を受けて~TAC徳竹先生からのメッセージ


徳竹雄哉(TAC公認会計士講座講師)

はじめに

TAC公認会計士講座、財務会計論計算講師の徳竹雄哉です。

2026年6月19日に令和8年公認会計士試験第Ⅱ回短答式試験の合格発表がありました。

2026年6月19日 は 2026 年 5 月短答の結果発表であると同時に、次の目標へスタートしなければいけない日でもあります。

次に向けた準備や心構えができていても、できていなくても、否応なくスタートの合図は鳴ります。

2026年6月18日 までは「ボーダーギリギリで論文になるかどうかわからない」ということがありましたが、もう結果は出てしまったので、次に向かって進み出さなければいけません。

8 月論文を目指すでも、次の 12 月短答を目指すでも、会計士以外の別の道を目指すにしても、すぐにスタートを切れるかどうか、これがこの先を大きく左右します。

結果を受けて、落ち込むことも舞い上がることもあるかと思います。

ですが、この短答の結果を受けて「ここがゴールだ」という人はいないはずです。

走り出せたら最高、歩き出せたら OK、一歩でも進めたら十分です。

前に進みましょう。

公認会計士とは別の道を進む方へ

今回の短答式試験を一つの区切りと決めて、大きな不安やプレッシャーを感じながら、人並み外れた努力をしてここまで受験されてきたと思います。

その忍耐力や継続力は必ず武器になりますので、自信に持って下さい。

難関資格の受験界隈に身を置いていると毎日勉強するということは当たり前のように感じてしまいますが、それ自体がとんでもない努力です。

それほどの努力をできた人ならば、どんな世界に進んでも人一倍輝く努力ができます。

新たな世界で幸福をつかめることを願っております。

これまで本当にお疲れ様でした。

リスタート生へ

次の 12 月短答に向けて、「前半のうちに計算を固めて、後半は理論に時間を使う」という戦略自体はリスタート生でも変わりありません。

計算の点数が全く取れていないにもかかわらず、理論の知識が抜けてしまうのがもったいないと考え、計算に時間を割かないというのは悪手です。

後で理論に多く時間を使うためにも、先に計算の時間を多く確保して、計算の完成を目指しましょう。

財務会計論計算のアドバイスですが、なるべく多くの色々な問題を解いてください。

予備校の短答答練や短答過去問だけでなく、論文答練や論文過去問も解くことができれば強力な武器となります。

例えば、今回の短答式試験における連結の総合問題は、2025 年の論文式試験で出題された論点が出題されています。

また、財務諸表の雛形は2023年の論文式試験と同じ形式であり、連結財務諸表の金額から個別財務諸表の金額を逆算するという問い方も同様です。

そのため、8月論文を見据えて論文過去問の演習をしていた方は、今回の連結総合問題について有利に進めることができたのではないでしょうか。

この他にも過去問の類似問題が出題されていることがあります。

なるべく初見の問題を減らすという観点で、多くの問題に一度は目を通して、自分が知らない論点がないか確認できると良いでしょう。

多くの問題に目を通すことができるように、実際に着手するかどうかは別としても、論文用の教材を受講期限が切れる前に入手しておくとことをおすすめします。

英語での出題について

また、次の 12 月短答では英語の出題が予定されております。

こちらについては、予備校から配布された単語集や英語対策問題にて対応していただければ十分と考えます。

短答後に試験範囲の限定が行われたことから、まだ不確実なことが多いように感じますので、先走って大量の勉強時間を投下すると無駄が生じてしまう可能性があります。

今できることとして、公表されているサンプル問題を一度解き、その手応えを把握しておくと良いと思います。

英語レベルについてはかなり個人差があるところですので、その手応えをもとに講師に受講相談をしてみてください。

あまりにも不安だという方は、公表されている重要出題項目の英単語を少しずつ覚えておくと、この先の負担を軽減することができます。

実際にどのような難易度で問題が出題されるかはわかりませんが、もし、単語を知っていれば容易に正答できるレベルの難易度で出題された場合、全く対策していなかったとなると自分だけ貴重な得点を逃すこととなっていまいますので、単語も全く勉強しないというのはNGかなと、個人的には考えております。

初の英語導入で不安が大きいかと思いますが、全員が同じ状況ですし、皆さんの負担を最小限に、かつ、最大限の効果を得られるように予備校が努めていますので、安心して予備校からの指示通り、学習を進めてください。

12 月に向けて方針は以上です。

「今回が全然ダメだったから次も厳しいかな。」という考えでは絶対に合格できませんし、「今回がギリギリだったから次は大丈夫だろう。」という油断は不合格を招きます。

この先の答練でも圧倒的な点数を取り、絶対に負けない自信をもって、次の 12 月に挑めるよう頑張って下さい。

8 月論文を目指す方へ

「租税経営が間に合う気がしない。」

そういうものです。

「理論の論述を覚え切れる気がしない。」

そういうものです。

「12 月合格生や論文過年度生に勝てる気がしない。」

そういうものです。

「どう頑張っても合格できる気がしない。」

そういうものです。

今まで 5→8 を成し遂げた成功者たちも、受講相談では同じようなことを言っていました。

それでも最後まで全力で走り切って 8 月の論文式試験を全科目受験したからこそ、5→8 を達成することができたのです。

公認会計士になるには、公認会計士試験の受験が必要です。

「合格できるか不安を抱えながら試験を受けた」ということは、すべての公認会計士が経験したことです。

地を這ってでも試験会場にたどり着いて全科目受験し終えください。

ここが踏ん張りどころです。

辛いのも無理そうなのも重々承知です。

それでも何とか耐え抜いた先に、奇跡が待っています。

終わりに

冒頭でもお伝えした通り、試験終了後は、次の目標へのスタートを切ることが、何よりも大事です。

この記事が、あなたの次なる目標に向けて、一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

【プロフィール】
徳竹雄哉(とくたけ・ゆうや)


TAC公認会計士講座財務諸表論計算講師
偏差値49の高校からMARCH現役合格、公認会計士試験合格。分からない人の気持ちが分かる。


関連記事

ページ上部へ戻る