税理士受験生ちーこ
(30代前半、税理士法人勤務)
<受験情報>
・合格科目:簿記論・財務諸表論(2021年度、2回目)、相続税法(2023年度、2回目)
・学習スタイル:TAC(講義はWEB、答練は教室)
▶︎トップ画像はiPad上の計算演習の管理画面(本人提供)
税理士を目指したきっかけ
保険会社勤務時代(現在は転職し、税理士法人勤務)、多忙な会社員生活や会社の将来性に嫌気がさし、独立して自分の裁量で働ける資格がないかを探していました。そこで出会ったのが税理士でした。
「なぜ税理士なのか?」保険会社勤務時代に、全国の支社・支店に配付する保険税務テキストを作成したことがきっかけで税務に興味を持ったからです。
その後、インターネットや専門学校に置いているパンフレットなどを見て、税理士は資格の中でも信用度が高く、稼げそうと思い、税理士を目指すことを決めました。
1週間の学習スケジュール
私はとにかく朝を中心に勉強していました。会社の近くに6時半からオープンするカフェがあったので、そのカフェで出社(8時半)までの約2時間勉強していました。
今回、合格した相続税法をもとに説明すると、1週間の勉強スケジュールは以下のとおりです。
※TACの相続税法は、木曜日から新しい講義がスタートするので、木曜日始まりにしています。
木曜日
朝の前半1時間
・WEB講義(相続税法1コマ目/3コマ中)
1.5倍速で視聴し、一度でわからなかった箇所は繰り返し視聴しました。
TACがリリースしている電子テキストをスクリーンショットして結合後、iPadの「Good Notes5」というアプリに取り込み、そこに板書を書き込んでいました。
「Good Notes5」だと講義録などを画像で挿入できるので、非常にラクでした。
朝の後半1時間
・計算トレーニング
自宅用に購入した本の裁断機とスキャナで、「計算トレーニング」を裁断後にスキャンしたデータをiPadに取り込み、こちらも「Good Notes5」上で解いていました。
「Good Notes5」だとPDFデータをアプリ上で容易に複製できるので、繰り返し解くときに手間がかからず非常に便利です。
・理論暗記
計算トレーニングと同様に、「理論マスター」を裁断後にスキャンしたデータをiPadに取り込み、理論暗記をしていました。ここで使っていたのは「暗記マーカー」というアプリです。
このアプリでは、暗記する文章をマーカーで隠すことができます。そのマーカーをタップすると、「◯」or「×」が出てきます。もし、暗記できていたら「◯」、できていなかったら「×」をタップするのですが、これが正答率として集計されます。自分が覚えていない文章がわかるので重宝していました。
もし、この時点で勉強量が足りていないと思ったら、昼休み(昼寝後)や出社前の電車(帰りは疲れているため基本的に勉強しません)で、間違えた箇所などを復習していました。
金曜日
朝の前半1時間
・WEB講義(相続税法2コマ目/3コマ中)
内容は木曜日と同じです。3コマを一気に見なかったのは、1コマずつ見たほうが集中力が持続しやすかったからです。
朝の後半1時間
木曜日と同じく、計算トレーニングと理論暗記を行いました。
土曜日
1時間
WEB講義(相続税法3コマ目/3コマ中)
内容は木曜日と同じです。
3〜5時間(勉強のやる気が続く間)
日曜日の答練に向けて、計算トレーニング、理論暗記、答練の間違い箇所の復習を繰り返し行っていました。
日曜日
答練前3時間
答練に向けて、計算・理論について以下のことを取り組んでいました。
計算:計算トレーニング、答練の間違い箇所の総復習
理論:最後の覚え込み
答練(2時間)
勉強したことを毎回の答練に全力でぶつけていました。
答練の解答解説(1時間半)
答練が終わった後はすぐに復習できるように、解答用紙を回収される前にスマホで自分の解答用紙を撮り、iPadの「Good Notes5」に取り込んでいました。
教室で解答解説を聞くのに加えて、帰りの電車でもWEBの解答解説を聞きました。講師によって解説のポイントが違うこともあるので、2人の講師による解答解説を聞くようにしていました。
帰宅後
答練の問題用紙と解答解説を裁断してスキャン後、「Good Notes5」に取り込んで、間違えた箇所や迷った箇所について、TACの「ポイントチェック」の目次に沿ってフォルダ分けし、間違いノートを作成していました。
データの順番は、①問題用紙→②解答解説→③自分の答案とし、「Good Notes5」上でいつでも復習できるようにしていました。
月曜日〜水曜日
朝1時間半
木曜日と同じ方法で理論暗記をしていました。
特に上級期(1〜4月)、直前期(5〜7月)に覚える理論の量は多くて大変なので、頭がすっきりしている朝の時間に集中してやっていました。
木曜日から土曜日は講義に時間がとられてしまうので、この月曜日から水曜日の朝1時間半を使って行う理論暗記が非常に重要でした。
朝残り30分
計算トレーニングや、答練の間違いノートの復習をしていました。
月曜日から水曜日についても、この時点で勉強量が足りていないと思ったら、昼休みや出社前の電車で、間違えた箇所などを復習していました。
意識していた勉強のマイルール
私が特にこだわったのは、「質の高い勉強」でした。
そのために、「自分の脳が理解できる時間に勉強すること」と「同じミスを繰り返さないようにすること」の2つを徹底しました。
これにより、仕事をしながらでも直前期の答練では毎回上位5%以内に入り、TACの全国模試(教室受験)では全国3位になることができ、本試験でも合格することができました。
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